ダノンザタイガー3頭併せで最先着、川田騎手は素質評価もさらなる成長待つ/共同通信杯

ダノンザタイガー(右)は川田騎手を背に美浦ウッドで先行する僚馬2頭を追い上げた(撮影・丹羽敏通)

<共同通信杯:1週前追い切り>

来週12日東京の共同通信杯(G3、芝1800メートル)に出走するダノンザタイガー(牡3、国枝)が美浦ウッドで1週前追い切りを行った。関西から来場した川田騎手を背に、3頭併せの最内で最先着した。中プラチナトレジャーに2馬身差、外サトノロワに1馬身差をつけて、6ハロン82秒9-11秒4を計時。直線で加速を促され、豪快に伸びた。

川田騎手は「本質がいい馬なので、時計は出ます。まだまだ時間が必要なタイプで、もっと良くなってくると思います。乗っている感覚からすると、まだ動けていないので、いい馬だからこそ目立ってしまいます。成長するのに時間がいるな、と。見ている方と乗っている感覚に差が出るのは、いい馬の特徴でもあります。なんとかダービーにもう少し成長を伴って向かえるといいなと思います」と素質を評価しつつ、成長を待つ。

同馬は20年セレクトセール当歳部門で2億7000万円(税抜き)で落札されたハーツクライ産駒。前走の東京スポーツ杯2歳Sで2着に入り、今回がデビュー4戦目となる。