田口貫太騎手、笠松で元騎手だった両親のDNA継ぐ ダービー現地観戦で涙流す騎手に胸打たれる

田口貫太騎手(中央)は父の輝彦調教師と母の広美元騎手と記念撮影する(撮影・柴田隆二)

JRAは7日、23年度の新規騎手免許試験の合格者を発表した。

笠松競馬でしのぎを削った両親のDNAを継ぐ。田口貫太騎手(19)は父に元騎手の輝彦調教師、母に元騎手の広美さんを持つ。もともと野球少年で中学まで硬式野球。打順は2番で二遊間を守った技巧派は、17年のダービーを現地で観戦。着外に敗れて涙を流す騎手の姿に胸を打たれ、騎手に夢を変えた。

田口騎手は「いずれダービーを勝ちたいです。厩舎関係者に愛される騎手になれれば」と抱負を口にした。