大江原哲師が今月で定年引退 長男と孫から花束受け笑顔「楽しかった」節目の300勝目を狙う

競馬学校騎手課程に在籍する孫の比呂さん(右)から花束を受け取り笑顔を見せる大江原調教師。左は長男の勝氏(撮影・鈴木正人)

大江原哲調教師(70)が美浦所属では唯一、今月いっぱいで定年引退を迎える。

22日、美浦トレセンの自厩舎で、長男で現在蛯名正厩舎調教助手の勝さん、孫で騎手候補生の比呂さんから花束を受け取った。笑顔でスリーショットも撮影。「早いね。楽しかったな」と50年以上の競馬人生をかみしめた。

71年にデビューした騎手時代は主に障害戦で活躍。ライバコウハクで86年中山大障害(春)を制するなど通算194勝を挙げた。97年に厩舎を開業し、調教師として現在通算299勝。「そう思うようにはいかないよ」と話すが、虎視眈々(たんたん)と節目の300勝目を狙っている。