橋田満師にとってサイレンススズカは格別な存在「かわいくておとなしかった」

98年3月、中山記念で1番人気に応え逃げ切り勝ちを決めた武豊とサイレンススズカ

競馬やアニメファンの域を超えて注目を集めるゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」がきょう24日、リリースから2周年を迎えた。今回は昨年有馬記念に続く「ウマ娘」特集第2弾、「ウマ娘×ニッカン 重賞ヒストリア特別編」として、98年中山記念で重賞初勝利を挙げたサイレンススズカを取り上げる。管理した橋田満調教師(70)が「ウマ娘」でも人気の快速馬を振り返った。【取材・構成=太田尚樹、協力・Cygames】

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今月末に定年を迎える橋田師にとっても、サイレンススズカは格別な存在だ。アドマイヤベガ、アドマイヤグルーヴ、ディアドラなどを育てた名伯楽。両目を細めながら、その驚異的な走りを振り返った。

「G1を勝つ馬の中でも、スピードに関しては特別な能力を持ってましたね。体は大きくないのに、すごくストライドが大きい。ディープインパクトもそうでしょ? 競走馬として最高にバランスがとれていたと思う。僕が手がけた馬の延長線上にいる馬じゃない」

「ウマ娘」での再ブレークも歓迎する。「たくさんの方々に彼のことを知っていただけるのは本当にありがたいこと」と感謝を口にした。キャラクター設定も好意的に受け止める。

「すごくかわいくて、おとなしかったんですよ。威圧感のある馬ではなかった。サラッと能力の高さを見せて『ただ走ってるだけやん』という感じでしたね」

さっそうと駆け抜けた希代の快速馬の雄姿は、今も瞳に焼きついている。