<追い斬り激論:チューリップ賞>
素質の花を咲かせるのは? 桜花賞トライアル・チューリップ賞(G2、芝1600メートル、1~3着馬に優先出走権)の追い切りが1日、東西トレセンで行われた。恒例の「追い斬り激論」では大阪の2人が意見を戦わせた。紅一点の下村琴葉(ことは)記者は札幌2歳S勝ち馬ドゥーラ(高橋康)を指名。大阪本紙の太田尚樹記者はエルフィンS2着のコナコースト(清水久)をプッシュした。
◇ ◇ ◇
ことは やっぱり競馬には夢がありますね! 13億円ですよ!
太田 そんな非現実的な話より、まずは目先の馬券や。何が良く見えたん?
ことは 私はドゥーラを推します。坂路で4ハロン54秒4-12秒2。持ち前の素軽いフットワークでした。高橋康師は「時計、動きともに申し分ない。馬体がしっかりした分、前走以上の出来にある」と満足そうでした。
太田 その前走(阪神JF6着)は初のマイルで後方から。ちょっと忙しそうにも見えたけど?
ことは 前走は外枠で出負けがありました。それでも、上がり35秒0は断トツでしたし、高橋康師も「手探りの部分が多かったけど、枠順、展開などもあったし、距離が合わなかったとは思わなかった」と前向きです。同じ舞台を経験した強みもあります。精神的に落ち着きが出て、馬体も今週で480キロ前後。心身ともに成長が見られます。
太田 俺はコナコーストが目についた。坂路4ハロン53秒2-12秒6と派手な時計ではないけど、数字以上に体を大きく見せて、脚さばきも鋭かった。10月の萩Sへ出走するプランがあったのを無理せず立て直して、前走が5カ月ぶり。たたいた上積みもある。
ことは 先週の追い切り(Cウッド6ハロン81秒6-11秒2)に乗った鮫島駿騎手から「めちゃめちゃ良かったです」と聞いて、私も気になってます。ただ、負けた前走の2馬身半差はどう見たらいいですか?
太田 あれは4角で包まれて離された分の差やろ。それでも大敗せんかったのはセンスがいいから。父キタサンブラックの現役時代も取材したけど、携わる誰もが「頭がいい」「乗りやすい」って口をそろえていた。父子を手がける清水久師に比較を聞いたら「精神面がいい。落ち着きがあってイレ込んだりしないところがいい」と。繊細な牝馬同士の戦いで、父譲りのハートは強みになるはずや。
ことは そのお父さんは現役時代に18億円も稼いだんですよね。
太田 また、その話かいな。ちなみに、下村は13億円あったら何がしたい?
ことは 47都道府県に1カ月ずつ住むという夢をかなえたいですね。そして、ひたすら野球を現地観戦したいです! 地方球場を含めて飛び回りたいです。
太田 競馬も見てや!