ギャルダル頭差接戦制し重賞初V 沢田龍哉騎手「最高の誕生日プレゼント」/フジノウェーブ記念

内から迫るアヴァンティスト(左)を抑えてフジノウェーブ記念を制したギャルダルと沢田龍騎手(中央)

<フジノウェーブ記念>◇9日=大井◇S3◇ダート1400メートル◇4歳上◇出走14頭◇1着賞金1300万円◇1着馬に東京スプリントの優先出走権

3番人気ギャルダルが頭差の接戦を制し、3連勝で重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分25秒7。川島正一調教師(53)はこのレース初勝利、この日が誕生日の沢田龍哉騎手(32)は14年東京プリンセス賞以来の重賞2勝目となった。

道中は5番手。先行集団の手応えを見て「ちょっと早めに動いてしまおうとだけ考えた」という鞍上の判断もよく、直線は逃げたギシギシとのたたき合い。それを捉えたところで内からアヴァンティストに急襲されたが、ゴールまでしのぎきった。「チャンスをくれた陣営のみなさんと、最高の誕生日プレゼントをくれたギャルダルに感謝しています」と笑顔がはじけた。

川島正師は「成長力がすごい。目を見張るとはこういうことなんだなと」と驚嘆。次走は「権利を取ったので」と4月19日大井の東京スプリント(Jpn3、1200メートル)も視野に入れて検討される。【牛山基康】