柴田善臣騎手がJRA最年長勝利記録を更新 56歳7カ月11日で今年2勝目/中山2R

中山2R、ニットウバジルでJRA最年長勝利を飾った柴田善騎手(右)(撮影・柴田隆二)

<中山2R>◇12日◇3歳未勝利◇ダート1200メートル◇出走16頭

柴田善臣騎手(56)が初コンビを組んだ1番人気ニットウバジル(牡、高橋文)を1着に導き、2月11日以来、今年のJRA2勝目を挙げた。これで自身が持つJRA最年長勝利記録を56歳7カ月11日に更新した。

スタートはひと息だったが、二の脚で好位に取りついた。手応え良く4角を回って、あとは逃げ馬をつかまえるだけ。じわじわ差を詰めて、ゴール手前で3/4馬身差差し切った。勝ち時計は1分11秒9。

柴田善騎手は「緩さがあって、精神的に子どもっぽいところもまだまだある。道中苦しいところもあったからね。でもそれなのに勝ったんだから、いい勝利だった。直線も真剣だったり遊んだり。大事に乗ってあげれば、まだまだ伸びるよ」と若駒の成長に期待した。