シングザットソングが桜花賞へロケットダッシュ!実ったゲート練習/フィリーズR

直線抜け出してフィリーズレビューを制したシングザットソング(左)(撮影・白石智彦)

<フィリーズレビュー>◇12日=阪神◇G2◇芝1400メートル◇3歳牝◇出走18頭◇1~3着馬に桜花賞優先出走権

2番人気のシングザットソング(高野)が早めの仕掛けからラスト1ハロンで先頭に立ち、重賞初制覇を果たした。

過去2戦は大きく出遅れていたが、入念なゲート練習が勝利につながった。2着ムーンプローブ(上村)、3着ジューンオレンジ(長谷川)までの3頭が桜花賞(G1、芝1600メートル、4月9日=阪神)の優先出走権を手にした。

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金鯱賞に続き、直線で抜け出したのは黄色と黒の縦じまだった。9日に天国へ旅立った名馬ハーツクライと同じ勝負服がラスト1ハロンで先頭に立つ。「なんとか粘ってくれ!」。吉田隼騎手の思いに応え、シングザットソングが桜花賞トライアルを制した。

ポイントはスタートにあった。白菊賞(5着)、エルフィンS(3着)と2戦続けて大きく出遅れていた。「枠内の駐立は問題なかったし1歩目も出ていた。それなのに出遅れたのは他馬を嫌がっていたから」と高野師は振り返る。

中間は多くの時間をゲート練習に割いた。「右のゲートに馬を置いたり左に置いたり、いろいろとやった。最後に吉田隼騎手が乗り、両サイドから挟まれても大丈夫だったから、もうこれでいいのではとなった」。今回は目を見張るようなロケットダッシュ。スタート後の50メートルは先頭にいたほどだ。「もともと能力は高い馬。これで1つ前の壁をクリアした」と鞍上はうなずいた。

次走はもちろん桜花賞。「心肺機能の高い馬でマイルは問題ないと思うが、今日でも外へ張るようなところがあった。まだ課題は多い」と師は気を引き締める。本番までの4週間、どれだけ熟成するかにかかっていそうだ。【岡本光男】

◆シングザットソング ▽父 ドゥラメンテ▽母 ザガールインザットソング(マイゴールデンソング)▽牝3▽馬主 (有)社台レースホース▽調教師 高野友和(栗東)▽生産者 (有)社台コーポレーション白老ファーム(北海道白老町)▽戦績 4戦2勝▽総収得賞金 6643万5000円▽馬名の由来 あの歌を歌って