ルメールがアーモンドアイとコラボ 自身のブランド立ち上げ「ファッション界でもスターに」

「CL by C.ルメール」のアーモンドアイコレクションを手に笑顔を見せるルメール騎手

伝説の名牝が服になった。16日、クリストフ・ルメール騎手(43)が「CL by C・ルメール×シルクレーシング『アーモンドアイ』コラボレーション発表会」に出席した。自身が立ち上げたアパレルブランドと、主戦騎手として戦ったアーモンドアイとのコラボ商品をPRした。

昨年に構想が浮かび、とんとん拍子で話が進んだ。史上最多の芝G1・9勝馬。ルメール騎手は「将来的に日本で乗った馬を語る機会があれば、アーモンドアイが一番にくる」と思い入れの強さを明かす。シルクレーシングの勝負服をモチーフにした男女用のカットソーに、同馬をモチーフにした和アートのTシャツの3商品。売り上げの一部は引退馬を支援する一般社団法人「オールド・フレンズ・ジャパン」に寄付される。

歩んできた道のりは1戦1戦が思い出深い。連覇を飾った20年天皇賞・秋のレース後には感極まって涙を流したほどだ。同馬が引退後には2回、北海道のノーザンファームへ。かつて「家族」と呼んだ馬は母となり、穏やかな日々を送る姿も見届けた。ルメール騎手は「競馬界ではスターでしたから。ファッション界でもスターになれるでしょう」と笑顔で話した。【松田直樹】