皐月賞(G1、芝2000メートル、16日=中山)は13日、枠順が確定した。
ホウオウビスケッツの生産者、岡田スタッドグループの岡田牧雄代表は、愛馬の類いまれな「成長力」に幼少期から驚かされてきた。「生まれた時は未熟児のように小さかったが、月ごとに体重が相当に増えて体高や胴も一気に伸びた。見るたびに別の馬かと思うほど、成長力がものすごかった」と振り返る。
1歳春に看板馬タイトルホルダーやオーナーとして牝馬3冠馬デアリングタクトを育てた、同グループの虎の穴「えりも分場」に移動して鍛え上げられた。「2歳春に併せ馬をやると負けなかった。脚が長く、大きなストライドでスピードもあった。これは本物だと感じた。ただ、ダート中距離が主戦場だと思っていたので、芝でもこれだけ動けているのはすごいよ」。
母ホウオウサブリナは小笹オーナーの預託馬でマンファス(キングカメハメハの母)の3×2というインブリードを持つ。「同じような配合で失敗したことがあった。母も小ぶりなので血統を見た時には走るか、駄目か、両極端だと思った。マインドユアビスケッツの配合も合ったようで、いい方に向いてくれて良かった」と胸の内を明かす。
6月5日の遅生まれで昨年末のデビューから、わずか4カ月でクラシックまで駒を進めてきた。「前走は内で戸惑いながら盛り返してきた。まだ伸びしろがあるし、今年はどの馬が勝つか分からない戦国皐月賞。チャンスがあっていいと思っている」と期待を寄せた。【奥村晶治】