<福島牝馬S>◇22日=福島◇G3◇芝1800メートル◇4歳上牝◇出走15頭◇1着馬にヴィクトリアマイル優先出走権
引退危機から、みちのくで復活星だ。8番人気ステラリア(牝5、斉藤崇)が、繋靭帯炎による11カ月半の休養明け初戦で、重賞初制覇を果たした。勝ち時計は1分47秒9。今年の高松宮記念でG1を初制覇した団野大成騎手(22=斉藤崇)は21年ディアンドル以来の当レース2勝目。JRA重賞は5勝目となった。
21年エリザベス女王杯2着の地力は伊達じゃない。1000メートル通過1分1秒3と、やや遅い流れを中団で折り合う。直線で馬場のいい外めに出され、先に抜けたクリノプレミアムを捉える。最後は外から伸びるビッグリボンを鼻差退けた。鞍上は「何とかしのいでくれ、と思いましたが、それに応えて頑張ってくれました」とたたえた。
自厩舎の同馬にデビュー前からまたがり、初陣も騎乗(3着)。2年10カ月ぶりのコンビに「当時よりすごく成長していますし、脚元が懸念される中でこれだけ走ってくれて立派です」と頭を下げる。優先出走権を得たヴィクトリアM(G1、芝1600メートル、5月14日=東京)への出否は状態を見て判断される。年を重ねても変わらぬ屈強な精神力で、未来を切り開く。【桑原幹久】