【かしわ記念】“メイショウ”松本好雄オーナー65年ぶりに訪れた船橋競馬場で愛馬ハリオが勝利

かしわ記念を制し写真に納まる“メイショウ”の松本好雄オーナー(左から3番目)ら(撮影・鈴木正人)

<かしわ記念>◇4日=船橋◇Jpn1◇ダート1600メートル◇4歳上◇出走13頭◇1着賞金8000万円◇1、2着馬(地方所属馬に限る)に帝王賞、3着以内の南関東所属最先着馬1頭にさきたま杯の優先出走権

2番人気メイショウハリオ(牡6、岡田)が、直線でタガノビューティーとの追い比べを首差で制した。勝ちタイムは1分39秒3。昨年帝王賞以来2つ目のJpn1タイトルを獲得した。

“メイショウ”の冠名で知られる松本好雄オーナー(85)はこの日、65年ぶりに船橋競馬場に来場した。黒いスーツ、シャツを身にまとう、いつものスタイルでメイショウハリオを現地応援。浜中騎手が検量室前で愛馬から下馬すると、両手を広げて殊勲の鞍上をたたえてから抱擁した。前日に急きょ現地観戦を決めた松本オーナーは「65年ぶりですね。船橋競馬場には学生時代に来て以来です。昨日までは行くつもりはありませんでしたが、来てよかったです」と柔らかな笑みを浮かべた。