グロリアムンディ万全でない状態で圧勝、川田騎手も評価「ポテンシャルの高さ示す内容」/平安S

直線抜け出して平安Sを制したグロリアムンディ(左)(撮影・白石智彦)

<平安S>◇20日=京都◇G3◇ダート1900メートル◇4歳上◇出走16頭

1番人気のグロリアムンディ(牡5、大久保)が圧勝で重賞2連勝を飾った。道中は好位を進み、3~4角の中間で先頭に立つと、2着ハギノアレグリアスに2馬身半差をつけて押し切った。

鞍上の川田将雅騎手(37)が「素晴らしい状態というわけではない」と振り返った中での強い勝ちっぷり。持てる能力は相当高く、秋にはさらなる大舞台での活躍が期待できそうだ。

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グロリアムンディの能力はいったい、いかほどなのか。2週続けて追い切りに騎乗していた川田騎手は「正直、あまりいい具合ではなく、状態にしんどさを感じる追い切り内容でした」と振り返る。しかし、そのレース運びは完璧だった。

スタートとともにぐいぐいと加速し、好位をキープ。3、4角の中間で先頭に立った時も馬なりだった。直線ではしっかりとスパートし、2着ハギノアレグリアスに2馬身半という決定的な差をつけた。「素晴らしい状態というわけではない中で、これだけのパフォーマンスができますので、ポテンシャルの高さを示す内容だったと思います」と川田騎手は評価した。

そもそもダートではほとんど負けたことがない。デビュー当時は芝で走っていたが、3歳12月に初めてダート戦に出走すると、そこから4連勝。ダート重賞初挑戦のアンタレスSでも2着だった。敗れたのは、その時とG1のチャンピオンズC(12着)だけ。今回の勝利で重賞2連勝とした。

好調なら、どれだけの走りを見せるのか。「よりよい走りができるよう準備をしていきたい」と鞍上は語る。「この後は夏休みの予定」と大久保師。ダート界の新星はいったん充電し、秋に飛躍を遂げる。【岡本光男】

◆グロリアムンディ ▽父 キングカメハメハ▽母 ベットーレ(ブルエアフォース)▽牡5▽馬主 吉田和美▽調教師 大久保龍志(栗東)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 17戦7勝(うち地方1戦1勝)▽総収得賞金 1億8729万9000円(同4000万円)▽主な勝ち鞍 23年ダイオライト記念(Jpn2)▽馬名の由来 バラの品種名