今週日曜東京メインはマイル王決定戦、安田記念(G1、芝1600メートル、6月4日)が行われる。NHKマイルC覇者の3歳馬、シャンパンカラー(牡、田中剛)は古馬撃破とG1連勝に挑む。騎乗する内田博幸騎手(52)は同馬の好調さをアピールした。以下、一問一答。
-追い切りの内容について
内田騎手 (前走から)間もないので調整程度っていう形の追い切りでした。いい感じで最後は伸びてくれたのでね。ちょうどいい追い切りだったと思います。
-馬体が併せられたのは直線向いてからでした
内田騎手 そうですね、直線向いて最後の1ハロン手前ぐらいからでいいかなと思ったんすけど。馬がその気になっていたので、そこはもう馬任せで。最後は伸ばしてって感じですね。これで十分じゃないかなと思います。
-調教師から具体的な指示はあったのか
内田騎手 最後1ハロンの手応え確認と、馬を伸ばすぐらいの調教でと。
-先週と今週との動きの比較では
内田騎手 先週はNHKマイルCからさほど間がないので、調整程度っていう形で。使えるかどうかっていうことを感じ取るような内容でした。時計を出すか出さないとかじゃなくて、リラックスして走れてるかとか、しっかりとした歩様で走ってくれてるかということを確認しつつ。この状態だったら全然安田記念使えるな。という感触でした。
-前走のNHKマイルCはスタートがもうひとつだったとか。
内田騎手 1歩目はなんとか出てくれました。まだ体が柔らかいっていうか、馬場も緩かった。二の脚がいまいちつかなかった。流れを見て無理やりいく必要もないし、中山でももまれて競馬はしてるので、それが生きるかなと。ペースも重馬場ではいい感じだと思いながらレースを運んでいきました。うまく出て、いい位置が取れればベストですけどね。取れないときもある。それを組み立てていくのがジョッキーだと思うのでね。
-内田騎手にとっては5年ぶりのG1勝利なりました。
内田騎手 機会をもらえたことがね。責任は重大でしたけど、乗るからには良い結果を残していきたいなという気持ちはありましたし、NHKマイルCをとったことが僕自身のこの先ね。ジョッキーを続けていく中のひと押しになってくれたかなと思ってます。
-同馬に対する印象は。
内田騎手 心臓も強くてばねがあって、そういうところが調教でも感じ取れる馬。この先まだ成長して、どういうふうに変わっていくのかがすごく楽しみです。
-G1馬10頭出走です
内田騎手 いつかは戦わなきゃいけないメンバーなので。早いうちにね、どういった力差関係なのか。どこまでやれるのかっていうのがわかれば。
-今回は54キロで出走できる
内田騎手 そうですね。54キロでいけるのは馬にとってもいいと思います。
-ファンに向けてメッセージを
内田騎手 NHKマイルCを勝って今回安田記念。またシャンパンカラーと人馬一体になって、レースを組み立てていきたいなと思ってます。ファンの皆様よろしくお願いします。