ルーキー河原田菜々騎手が最低人気で逃げ切り、騎乗停止明け初Vの3勝目/阪神7R

プリマヴィータで阪神7Rを逃げ切り復帰後初勝利を挙げた河原田騎手(撮影・白石智彦)

<阪神7R>◇25日◇3歳上1勝クラス◇芝2200メートル◇出走10頭

ルーキー河原田菜々騎手(18=渡辺)が2カ月半ぶりの3勝目を挙げた。

10頭立て最低人気のプリマヴィータ(牝4、服部)で後続を10馬身以上も離す大逃げを打ち、5馬身差で逃げ切った。

通信機器の不適切使用による騎乗停止期間が先週で明け、2週目で復帰後初勝利を挙げた。レース後の取材に応じると、まずは謝罪と感謝を口にした。

「今回はスマホの件でファンの方々や関係者の方にご迷惑をおかけしました。その中でこうやってチャンスのある馬に乗せていただいて感謝しかないです。これからも1つ1つ大切に騎乗していきたいと思います」

G1当日に、本番と同じ芝2200メートルの舞台で果敢な騎乗を見せた。数万人の大観衆からも大きなどよめきが起きた。

「逃げようとは思っていたんですが、少しペースがつかめずにハイペースになってしまいました。馬が頑張ってくれました。こうやって宝塚記念の日に勝ててうれしいです」

JRAでの勝利は4月8日の福島3R以来となった。