津村明秀騎手、七夕の願いは福島4重賞完全制覇 バトルボーンで史上初快挙へ/七夕賞

6月28日、津村騎手を背にバトルボーン(左)はマーブルマカロンと併せて追い切られた

津村明秀騎手(37)が現在施行される福島牝馬S、ラジオNIKKEI賞、七夕賞、福島記念の福島4重賞完全制覇を狙う。福島の日曜メインはサマー2000シリーズ第1戦の七夕賞(G3、芝2000メートル、9日)。このレースを勝てば史上初の快挙。同騎手は4連勝中と勢い一番のバトルボーン(牡4、林)と新馬戦(2着)以来のコンビを組む。福島は初めてJRA重賞を勝ったゆかりの地だ。

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津村騎手が縁のある福島に思いをはせた。デビュー3年目の06年にラジオNIKKEI賞をタマモサポートで制した。「初めて重賞を勝たせてもらったし、思い出があります」と好きな競馬場の1つだという。15年に福島記念、昨年は福島牝馬Sを勝った。残すのは七夕賞だけ。気付いていなかったが「確かにそうだね。達成できたらうれしいですね」と声を弾ませた。

「(完全制覇の)ビッグチャンスだと思う」と勝ち負けを十分に意識して、コンビを組むのは4連勝中のバトルボーンだ。唯一の敗戦となったデビュー戦以来の手綱が巡ってきた。「新馬戦は今思うと、相手(1着ダノンベルーガ)も強かったからね。依頼をいただいて、またこの馬に乗れるのは楽しみ」と言った。

重賞初挑戦のパートナーは7カ月ぶりの実戦。ここ2週続けて追い切りにまたがり感触を確かめた。1週前は美浦ウッドで5ハロン67秒7-11秒3。手綱をしごいてびっしり負荷をかけ併走馬に併入した。「2週前もいい動きで、まだ追ってから気持ち重いところはあるけど、雰囲気はすごくいい。当時より折り合いがついて操縦性が良くなった」と成長に目を細める。「長くいい脚を使うタイプ。先行力もあるし、舞台も問題ない」と初コースへの適性を見いだす。前人未到の福島4重賞コンプリートへチャンスは膨らむ。【井上力心】

◆福島4重賞完全V王手の現役騎手 4つの重賞で一番歴史が浅い福島牝馬Sが創設された04年以降では柴田善騎手、内田騎手、津村騎手の3人だけ。福島重賞の勝利数は戸崎、内田が5勝、吉田隼騎手と柴田善が4勝で続く。いずれも同一重賞を複数回勝っており、4重賞の完全制覇は1人も達成していない。