巨漢ドンフランキーが逃げ切るか、ドバイ帰りリメイクが差し切るか/プロキオンS

坂路を単走で追い切るリメイク(撮影・白石智彦)

<追い斬り激論:プロキオンS>

差し切るか、逃げ切るか-。プロキオンS(G3、ダート1400メートル、9日=中京)の最終追い切りが5日、東西トレセンで行われた。「追い斬り激論」は、栗東の強力4歳馬をピックアップ。大阪本紙の太田尚樹記者は重賞初制覇を狙うドンフランキー(牡、斉藤崇)、ことは(下村琴葉)記者は中東遠征帰りのリメイク(牡、新谷)をプッシュした。

ことは 先週の中京競馬場は暑かったですねぇ。

太田 せやな。人馬ともに無事に競馬してほしいな。そんで、プロキオンSはどの馬が気になるんや。

ことは 私はリメイクです! ドバイの前走は出遅れが響きましたが、最後はいい脚。遠征の疲れは放牧で取れて、6月頭から丹念に乗り込まれています。

太田 追い切りは、坂路でよく動いてたな。

ことは 4ハロン52秒1。ラスト2ハロン23秒5(11秒7-11秒8)は、水曜の1位タイでした。新谷師も「状態よさそう」と高評価。先週も坂路で自己ベスト(4ハロン50秒2)を記録。体もより一層丸みを帯びて、パンプアップしたそう。充実期に入ったんでしょうね。

太田 ここ3走は1200メートルやったけど、距離延長はどうなんや。

ことは それを松田助手に尋ねると「大谷(翔平)君に『ピッチャーとバッターどっちがいい?』と聞くようなもの」と笑顔で返されました。どの距離でも長所の末脚と操縦性の高さを発揮できれば問題ないはずです。

太田 確かに大谷君にそれは愚問やな。俺はドンフランキーを推す。

ことは 追い切りはCウッドで6ハロン82秒2-11秒5。3頭併せで遅れて“3着”だったのは気になります。

太田 心配無用や。先着するのが目的やないから深追いもしてない。600キロ近い巨漢で、走り自体も迫力十分。斉藤崇師も「思った以上に前2頭が動いた。体はしっかり動いていたし順調」と気にしてなかった。ちなみに過去5勝のうち4勝は、当週追い切りで併走馬に遅れていたんや。

ことは 前走は直線の向かい風が強くて、前残りが多い日でした。ちょっと恵まれた気もしますが…。

太田 でも、初の1200メートル、7戦ぶりのダートスタートでも勝った。斉藤崇師いわく「芝スタートの方がうまくスタートを決められる」。労せず単騎逃げに持ち込めばしぶといで。

ことは 今週はダート重賞ですが、先週の芝重賞CBC賞の逃げ切りが、頭にちらついてきました…。