勝負は一瞬!ジャスパークローネ逃げ切って重賞連勝 団野「一番速いと思っていた」/北九州記念

北九州記念を制したジャスパークローネ(撮影・冨田成美)

<北九州記念>◇20日=小倉◇G3◇芝1200メートル◇3歳上◇出走18頭◇サマースプリントシリーズ第4戦

勝負は一瞬! 快速ジャスパークローネ(牡4、森秀)が最初の1ハロンでレースの主導権を握り、そのまま逃げ切った。

前走のCBC賞に続き、重賞を連勝。サマースプリントシリーズ制覇をぐっと引き寄せた。次走の候補は10月1日中山のスプリンターズS(G1、芝1200メートル)。G1でもレースの鍵を握る1頭に浮上した。

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快速自慢たちのスピード比べは、あっさりと決着がついた。ジャスパークローネがゲートオープンから抜群のダッシュで1馬身抜け出すと、その栗毛の馬体に併せてくるライバルは皆無。直線に入るとさらに差は広がる。一気にセーフティーリードに持ち込み、重賞連勝のテープを切った。

会心のエスコートとなった団野騎手の声も弾む。「今日はジャスパークローネが一番速いと思っていました。いいスタートを切って(最初の)1ハロンまでいい感じ。あの時点でこれならと思いました」とスタート後、わずか十数秒で好勝負を確信した。森秀師も「出脚が速くてみんな諦めた感じだったね。単騎で行ければ強い馬だから」と同様の思いを抱いた。

最終的に2着ママコチャには半馬身差まで迫られたものの、内容としては完勝。前走のCBC賞に続く重賞連勝で、サマースプリントシリーズのポイントを21としてトップに立った。数字の上ではまだ逆転される可能性も残るが、現実的には難しく、シリーズ制覇に大きく前進した。

順調なら次走はG1スプリンターズSを予定する。森秀師は「G1となると、セントウルS組も強いだろうし、うちにも強いのがいるからね。ジャングロが」と慎重な見立てだったが、ジャスパークローネのスピードが秋の短距離王を目指す各陣営に脅威に映ったのは確か。スプリンターズSの鍵を握る重要な1頭となった。【明神理浩】

◆ジャスパークローネ▽父 フロステッド▽母 ファンシーキトゥン(キトゥンズジョイ)▽牡4▽馬主 加藤和夫▽調教師 森秀行(栗東)▽生産国 米国▽戦績 14戦6勝▽総収得賞金 1億4384万8000円▽主な勝ち鞍 23年CBC賞(G3)▽馬名の由来 冠名+王冠(独)