坂井瑠星騎手、世界の名手と競演だ!初参戦のWASJへ意気込み語る

坂井瑠星騎手(2023年5月24日撮影)

今週の札幌では“夏の風物詩”、ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)が26、27日の2日間計4レースで行われる。

国内外から名手14人が集い、腕を競い合う注目イベント。デビュー8年目で本大会初出場となる坂井瑠星騎手(26=矢作)に、このシリーズに懸ける意気込みを聞いた。【取材=藤本真育】

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JRA代表として。坂井騎手は、デビュー8年目で初のWASJ出場を決めた。今年の上半期はこのシリーズに出ることを目標に、勝ち星を積み重ねてきた。「デビューしてから、夏は北海道に行っていて、ずっと(WASJを)見る立場だったので、出たいと思っていました。今回出られることになり、すごくうれしいです」と喜ぶ。

年々、手綱さばきに磨きがかかっている。今年はJRA・G1開幕戦のフェブラリーSをレモンポップで制覇し、翌週にはサウジアラビアの1351ターフスプリントをバスラットレオンで海外重賞勝利。今年はこれまでJRA69勝を挙げ、キャリアハイの年間98勝を挙げた昨年の同時期(51勝)を大きく上回っている。

「1カ月間(サウジ、ドバイ、オーストラリア、米国に各1週間ずつ)、海外に行っているなかで、たくさんいい馬に乗せてもらっているので」

これまで世界の各地(サウジアラビア、ドバイ、オーストラリア、米国、香港、英国、仏)で調教やレースに騎乗し、着実に経験を積んできた。各国の一流騎手の騎乗を見て、学び、吸収。「同世代のマーフィー騎手、レーン騎手などの活躍はモチベーションになっています。負けてられないです」。同じ若手ながら、世界のトップで活躍するジョッキーを意識し、己の技術を研さんしてきた。

北の大地で行われるビッグイベントを、初出場で初優勝となるか。日本、そして世界の名手14人の頂点を目指す。「運や流れも必要にはなると思いますが、出るからには優勝したいです」と静かに闘志を燃やしていた。

◆坂井騎手の騎乗馬 第1戦(土曜10R、芝1200メートル)は、スマートルシーダ(牡5、音無、A)。第2戦(土曜11R、芝2000メートル)は、ランスオブアース(牝5、本田、D)。第3戦(日曜10R、ダート1700メートル)は、オクトニオン(牡4、斎藤誠、B)。第4戦(日曜12R、芝1800メートル)は、タケルジャック(牡5、小桧山、C)。

◆WASJ(ワールド・オールスター・ジョッキーズ) 87年から14年までワールドスーパージョッキーズシリーズとして、秋にJRAの各地の競馬場で行われていた。15年から現在の名称、夏の札幌開催になり、チーム対抗(JRA対海外&地方)も開始。出走馬はハンデキャッパーによりA~D評価にグループ分けし、各騎手の騎乗馬が公平になるように振り分けられる。個人戦(優勝賞金300万円)に加え、出場騎手をJRA選抜とWAS(外国騎手・地方競馬代表)選抜に分け、チーム合計得点を競う団体戦(優勝チームに賞品)も行う。全4戦で各レースともに1着30点、2着20点、3着15点、4着12点、5着10点、6着8点、7着6点、8着4点、9着2点、10着以下1点が与えられる。