引退発表の熊沢騎手に同期の松永幹師が惜別「ショックでしたけどね。『よく頑張ったね』と」

松永幹夫師(2022年撮影)

先日に、11日付での現役引退を発表したJRA熊沢重文騎手(55)について、同期で元騎手の松永幹夫調教師(56)が言葉を贈った。

2人はともにJRA競馬学校騎手課程の2期生で、現役ジョッキーの横山典弘騎手(55)も同期にあたる。松永幹師は引退発表の1カ月前くらいに、熊沢騎手本人から電話で伝えられたという。

「ショックでしたけどね。『よく頑張ったね』という話はしました。残念ですけど、無事なうちに引退できてよかったというところもありますからね」

“鉄人”と言われた38年間に及ぶ騎手生活には「ノリ(横山典騎手)もすごいし、ケガをしないでできているということがね。ケガをしなかったら、熊(熊沢騎手)だってまだまだ乗れたと思うんです。本当によく頑張ったなと思います」と思いやった。

思い出もたくさんあると話し、「同期で学校時代から一緒だったし、同期の中で最初に熊がG1(88年オークス・コスモドリーム)を勝ったんじゃないかな。すごいなと思ったし、切磋琢磨(せっさたくま)しながらね。何百人、何千人ってジョッキーが出ていて、障害ジョッキーの中で1番の勝ち鞍(JRA障害歴代1位257勝)ってすごいですよ。大したものだと思います」と、輝かしい功績もたたえた。【奥田隼人】