日本でもおなじみのイギリスの名手、ライアン・ムーア騎手(40)が9日、短期免許取得手続きのため美浦トレセンを訪れた。時折笑顔を見せるなど、穏やかな表情がうかがえた。「何度も日本には来ているけど毎回日本に来るのを楽しみにしている。(身元引受調教師の)堀調教師、(契約馬主の)吉田勝己氏、ノーザンファームの協力に感謝しています」と胸を高鳴らせる。
先週のBCターフでは、ディープインパクト産駒のオーギュストロダン(牡3、A・オブライエン)を最内を突く巧みな騎乗で勝利に導いた。「G1を5つ勝って、最初に乗った時から特別なものを感じていた。ディープインパクトのVTRを見たことがあるけど、いくつか似た特徴を持っているなと感じる。種牡馬としてもすごいですね」と素晴らしいラストクロップを残した父ディープに敬意を表した。
今週のエリザベス女王杯では昨年の覇者でジェラルディーナ(牝5、斉藤崇)に騎乗する。父モーリス、母ジェンティルドンナに騎乗経験があるムーア騎手にとってゆかり深い存在だ。「モーリス、ジェンティルドンナ両方に乗せてもらって特別な思いがあるし楽しみです。初めて乗るけど、昨年のレース映像は見ているし、日曜日を楽しみにしている」と意気込みは十分だ。短期免許期間は今月11日から12月5日までの約1カ月。今週も英国の名手が日本のファンを沸かせる。