【ジャパンC】世界1位イクイノックスvs牝馬3冠リバティアイランド 「2強」支持率の結果は

23年10月、天皇賞・秋を制したイクイノックスとC・ルメール騎手

「2強」の支持率は? この秋の大一番とも言われるジャパンC(G1、芝2400メートル)が、26日に東京競馬場で行われる。レーティング世界1位(129ポンド)イクイノックス(牡4、木村)と、史上7頭目の牝馬3冠を達成したリバティアイランド(牝3、中内田)が初めて激突する。極ウマ公式X(旧ツイッター)で実施した支持率調査の結果とメッセージを一部紹介(投稿者の敬称略、コメントは抜粋)。イクイノックスが76・9%で“大差勝ち”した。

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現役世界最強馬が貫禄を見せつけた。イクイノックスの支持率は投票スタートからほぼ75%を超えて推移。最終的に76・9%を獲得し、23・1%のリバティアイランドを大きく引き離した。

「天皇賞の勝ち方を見るとイクイノックス1強かなと」(ヨッシー)

「世界のイクイノックスですからねぇ」(ビール)

世界ランク1位を4月から7カ月キープ。連覇した前走の天皇賞・秋のインパクトも大きいようだ。G1・5連勝はもちろん、芝2000メートルの勝ち時計は衝撃の1分55秒2の日本レコードだった。

「イクイノックスで仕方ないと思います。走る度に記録が生まれている」(タカミナ)

今回はデビュー10戦目で最短の中3週のローテーション。その間隔、前走の反動、リバティアイランドより4キロ重い重量58キロ…。それらはイクイノックスなら難なくクリアするはず、と熱い声が続く。

「天皇賞の激走の反動とか斤量差とか色々な不利もはね除ける次元を越えた強さを期待したくなる」(Kどあら)

「ジャパンカップでさらに天皇賞秋より上昇していくかと思うので4キロ差があっても現時点では大きな差があると思う」(エース)

今回は1~2週前の支持率調査で、あくまでも「どっちを応援する」のアンケート。馬券はまた別としてイクイノックスのほか、リバティアイランドを外せないと考える人や「隠れ●●●●派」は多いはず。いずれにせよ、26日の天下分け目の一戦に多くのファンが心を躍らせている。【G1特捜班】

 

■リバティアイランド派は…オルフェーヴル下したジェンティルドンナ想起

リバティアイランドには適度な中5週の間隔、54キロが有利などの投稿が目立った。「斤量が軽いですし、前走からの消耗度を考えてもリバティだと思う」(りなりお)。

12年のジャパンCを引き合いに出す投稿もあった。「どんな位置からでもゴール最先着を必ず果たす同馬の聡明さと根性に敬意を表します。3歳三冠牝馬ジェンティルドンナがオルフェーヴルを下したあのJCが想起されます」(森高さんの恋人)。

他では「馬、騎手、厩舎、の3拍子が揃ってイクイノックスを破るとしたらこの馬しかいません」(長谷部正孝)。アンケートでは意外な大差がついたが、最強馬撃破を信じる思いがつづられた。

◆極ウマX(旧ツイッター)アンケート 今回は12日午後10時から19日午後4時まで実施した。「イクイノックスとリバティアイランドどちらを支持」などの問いで、現役世界最強馬か名牝のいずれかの支持を選択してもらった。総投票数は3964票。参加された皆さま、ありがとうございました。

■ルメール、イクイノックスを信頼「ピークになる」

3冠女王も怖くない-。頂上決戦に挑むルメール騎手は、世界ランク1位のイクイノックスを信じる。

「前回はすばらしいパフォーマンスをしてくれた。休み明けで走りたい(気持ちが強い)から2000メートルがちょうどよかった。今回は2回目だから距離を延ばしても問題ない。(状態も)ピークになると思う」

強敵と目されるのが3冠牝馬リバティアイランドだ。互いに今年はG1・3戦3勝。年度代表馬決定戦ともいえる大一番が実現する。

「今年はパーフェクトだし、彼女の瞬発力もすごい。(重量の)4キロ差は大きい。でも、イクイノックスは世界一。すごくいい脚が使える。怖がっていてはいけない。勝つ自信で乗る」

自身は18年に同じく3冠を制した3歳牝馬アーモンドアイで2分20秒6の驚異的レコードVを果たした。だからこそ重量差の恩恵も熟知している。それでも負けるつもりはない。最強を証明して、愛馬を歴代賞金王の座へと導く。