【コラム】海外競馬で日本馬が獲得した賞金総額は実に61億円 稼ぎ頭はパンサラッサ

11月26日、ジャパンC 大逃げで観客を沸かせたパンサラッサ

香港国際競走はフランス馬ジュンコが制したヴァーズを除き、地元香港勢が3勝。日本馬はヴァーズで2着したゼッフィーロが最高成績で、春の国際競走に続いて勝ち星なしに終わりました。

香港では勝ちを逃した日本勢ですが、今年の海外での活躍は目覚ましいものがありました。

それを数字で表しているのが、史上最高となった海外競馬で日本馬が獲得した賞金です。

23年の海外重賞とオーストラリアの高額賞金レースで日本馬は9勝。パンサラッサのG1サウジC(優勝賞金1000万ドル、約14億5000万円)を筆頭にウシュバテソーロのG1ドバイワールドC(同696万ドル、約10億920万円)、イクイノックスのG1ドバイシーマクラシック(348万ドル、約5億460万円)、オオバンブルマイは重賞ではないもののゴールデンイーグル(525万オーストラリアドル、約4億9875万円)を制覇。芝とダートの高額賞金レースをものにしたことで、9頭による優勝賞金の合計は41億1965万円。その他の入着賞金(5着までの賞金を合算、6着以下を除外)を加えると、日本馬が海外でつかんだ“外貨”の総額は実に61億3022万円にのぼっています。

稼ぎ頭は先ごろ、種牡馬入りが発表されたパンサラッサ、2番目はG1・BCクラシックの5着賞金(18万ドル、約2610万円)を加えて10億3530万円としたウシュバテソーロ、以下イクイノックス、オオバンブルマイの順。邦貨で2億円以上を稼いだ馬はサウジCとドバイワールドCでともに5着し、韓国のG3コリアCに優勝したクラウンプライド(約3億7810万円)、サウジC3着のカフェファラオ(約2億9000万円)、G2UAEダービー優勝とBCクラシック2着のデルマソトガケ(約2億3200万円)、サウジC4着のジオグリフ(約2億1750万円)、G3レッドシーターフH優勝のシルヴァーソニック(約2億1750万円)、G3・1351ターフスプリント優勝などのバスラットレオン(約2億281万円)の10頭。この勢いは来年も続きそうです。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

※日本円は6着以下の賞金を省き、筆者換算で1ドル=145円、1オーストラリアドル=95円、1香港ドル=18・5円、1ユーロ=156円、1韓国ウォン=0・11円としました。