テーオーロイヤル2年ぶり2度目V菱田騎手はけがから復帰後JRA初重賞勝ち/ダイヤモンドS

ダイヤモンドSを制したテーオーロイヤルと菱田騎手(撮影・丹羽敏通)

<ダイヤモンドS>◇17日=東京◇G3◇芝3400メートル◇4歳上◇出走10頭

長距離砲が復活Vだ。菱田裕二騎手(31=岡田)騎乗の2番人気テーオーロイヤル(牡6、岡田)が2年ぶり2度目の優勝を飾った。1番人気サリエラをマークした直線のたたき合いで、外から首差ねじ伏せた。勝ち時計は3分30秒2。

阪神大賞典を挟むローテも検討されるが、春の大目標は22年3着に終わった天皇賞・春(G1、芝3200メートル、4月28日=京都)に設定された。

   ◇   ◇   ◇

ほぼ、2頭の世界だった。テーオーロイヤルは常にサリエラの2馬身後ろを保って、勝負のタイミングを探っていた。サリエラが少し動けば、離れずついていく。最後の直線まで、隊列そのものに動きはない。直線入り口。一騎打ちの始まりだ。菱田騎手の両腕が激しく動く。馬体が重なり、引きはがすように前へ出る。トップハンデ58・5キロを背負いながら、首差で2年ぶりの勝利をつかんだ。

相手は絞っていた。菱田騎手は「スタートを出てどちらが前かと思っていて。いずれにしても意識しつつのレースになると思っていました」と振り返った。骨折明け3戦目の相棒を操る鞍上は昨年9月30日の阪神で左肩を脱臼。同12月まで休養を強いられていた。「乗せてもらって、勝つことができてうれしいです」。今月7日に船橋のクイーン賞を制したが、復帰後のJRA重賞制覇はこれが初めて。休養中に譲った手綱が戻ってきた初戦で結果を出し、人馬とも完全復活をアピールした。

再び大舞台に臨む。岡田師は「58・5キロを背負ってのこの走りですから、ほめてやりたい。休む前より成長して中身が充実している」と6歳馬の力走をねぎらった。春の大目標は天皇賞・春。22年3着馬が見るのはテッペンだけ。長距離界の帝王の座を見据えて調整を進める。【松田直樹】

◆テーオーロイヤル ▽父 リオンディーズ▽母 メイショウオウヒ(マンハッタンカフェ)▽牡6▽馬主 小笹公也▽調教師 岡田稲男(栗東)▽生産者 三嶋牧場(北海道浦河町)▽戦績 16戦6勝▽総獲得賞金 2億2643万6000円▽主な勝ち鞍 22年ダイヤモンドS(G3)▽馬名の由来 冠名+王にふさわしい