【皐月賞】レガレイラ木村師「日曜まで少しでもよりよい状態になるようつぎ込んで」/一問一答

レガレイラの追い切りを終えて記者会見する木村師(撮影・丹羽敏通)

牝馬として76年ぶりの皐月賞制覇を目指すレガレイラ(牝3)を管理する木村哲也調教師(51)が10日、美浦トレセンで共同会見に出席した。

<木村師一問一答>

-前走は大外からの末脚がすごかった

木村師 おっしゃる通りだと思います。

-レース前とのイメージの違いは

木村師 2戦目がちょっとワンパンチ足りなくて残念な結果(3着)になったので、それをどれほど修正できるかと思っていたので、形になってよかったなというか、彼女の良さが戻ってよかったなというところです。

-前走後からの流れは

木村師 年末のレースだったので年明けまで厩舎で管理させていただいて、いったんノーザンファーム天栄の方に移動させてもらって疲れをとってリスタートをして、レースの40日くらい前に厩舎の方に連れてきてもらって管理しています。

-当週は2頭併せで追い切った

木村師 シンプルにしっかり元気よく出ていって、道中ライダーの指示通りに折り合いがつくかとか、最後合図を出せばしっかりと出ていけるかなど、基本的なところを確かめたかったです。

-直線では追わずにゴールした

木村師 おそらく追う必要はないなと思って臨んではいましたけど、ライダーの方には最後の強弱に関しては一任する、というところでありましたけど、結果的にはハンドライドする必要はなかったのだと思います。

-ホープフルSからの直行に難しさは

木村師 非常に難しい質問で重要な質問だと思いますけど、私自身はレースを使わせていただいて、ある程度着順的に形になった場合、馬は相当しっかりと走ってきているので、そこから次のレースに向かっていく時は相当疲労回復に手間取るのではないかと。1回1回の競馬の消耗度は近年大きくなってきていると個人的には思っています。なので年末使わせていただいて、いわゆる3カ月期間は空いていますけど、これから先も競馬は続くので少しは楽をさせてやらないといけないのではないかと思っています。3カ月休みをもらってまた今回使えるということには、私個人としてはネガティブではないというか、休みをもらって馬にとってはよかったなと思っています。

-牝馬の制覇となると76年ぶり

木村師 たらればの仮定の話としてはレース前なので他の出走馬、関係者の皆様がいらっしゃって、素晴らしい馬が週末に集まってエネルギーをつぎ込んでくるので、そういう話をするのは避けたいなと。周りの皆様に失礼だと思うのでコメントしづらい部分ではありますけど、ただ、何かを決め付けて今まで通りに何でもかんでもやっていくと、中央競馬を応援してくださるファンのことを考えれば、また新しいこともやっていかないと私とすれば中央競馬界の一員として今後もファンの皆様に喜んでいただかないといけないと思っていますので、新しいこともいわゆるチャレンジの部分もやっていかないといけないと思っています。

-ファンへメッセージ

木村師 週末も非常に注目度が高い中で出走することになると思いますけど、日曜まで少しでもレガレイラをよりよい状態になるようにつぎ込んでいって、何とかファンの皆様に喜んでもらえるように私もスタッフも最善を尽くしたいと思うので、レガレイラを精いっぱい応援していただいて、背中を押していただければなと思います。