面接官「一番好きな競走馬っていますか」
私「はい、ノームコアが好きです」
面接官「なぜ好きになったのですか」
安田記念が近づくと就職活動のことを思い出すのは世界で私だけだろう。大多数の企業の面接では、こんな質問が飛び出してくることはないのだが、私が受けたある法人の採用試験だけは少し特殊だった。そして私は突然聞かれた「なぜ」にこう答えた。「札幌記念での勝利に心を動かされたからです」
今だからはっきり言おう。これはうそだ。より簡潔に、誰でも分かるように、そして競馬への愛が前に出すぎないように。これらのことを整理し、1秒足らずの内に口を動かした結果、1着をとった札幌記念が選ばれたわけであって、本当に言いたかったのはこうだった。「2020年の安田記念での末脚に魅了されました。私は当時アーモンドアイを応援していましたが、ゴール直前、後方から猛烈に追いこんできた芦毛(あしげ)の馬体に一目ぼれしたのです」
レースはグランアレグリアの完勝で幕を閉じ、ノームコアは4着となったものの、彼女が私をとりこにしたのは揺るぎない事実だ。そしてこの馬とともに採用試験も合格していればもっとロマンチックな話を書けたのに…。
懐かしい話はここまでにしておいて、ここからは今年の安田記念について考えていきたい。
◎ロマンチックウォリアーが日本競馬をもっと面白くする。香港最強馬の呼び声高いこの馬は、前走クイーンエリザベス2世Cに勝利しており、私も馬券でお世話になった。安田記念への出走が決まった時から本命にすると決めていたこの馬は、調整期間も順調にクリアしており、さらなる期待が膨らむ。もちろん日本馬の存在も侮れない。〇セリフォスは今回のメンバーで唯一、安田記念で馬券に絡んだ実績がある馬。得意の東京マイルで実力を発揮する。馬券はワイドで(7)から(2)(10)(16)と(17)から(2)(10)(16)の6点。
◆シュンヤ 日刊スポーツを愛読する若き競馬予想家。12月9日、大阪生まれ大阪育ち。好きな馬はノームコア。就職試験でJRAの採用試験を受験するもあえなく撃沈し、現在は夜の仕事に励んでいる。好きなサッカー選手はリオネル・メッシ。尊敬する記者は高木一成記者(前東京本紙担当)。天皇賞・春からニッカンコムで予想を開始(初戦は外れ)。NHKマイルCは◎アスコリピチェーノからきっちりと決めたが、ヴィクトリアM、オークスと苦戦が続く。ダービーは◎ジャスティンミラノから買ったが、外して、崖っぷち…。