【東京ダービー】大井競馬“最も偉大な2分間”サトノエピック国枝師、ダービー見送り勝ちに来た

5月29日に乗り運動するサトノエピック

大井競馬の“最も偉大な2分間”を見逃すな!? 

今年からリニューアルされた3歳ダート3冠の2戦目、東京ダービー(ダート2000メートル)が5日、大井競馬場で行われる。今年からJpn1に格付けされ、1着賞金も1億円にアップ。JRA勢4頭、地方勢12頭のフルゲート16頭で頂点を競う。芝の日本ダービーに出走が可能ながら、砂のダービー王に狙いを定めてサトノエピック(牡)を送り出す国枝師に話を聞いた。

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砂の王者の座は譲れない。サトノエピックは芝で3戦未勝利後、ダートで2連勝。重賞初挑戦の前走ユニコーンS(2着)で好位からしぶとく伸びて賞金を加算した。芝の日本ダービーに登録し賞金順で出走圏内だったが、当初から東京ダービーが本線。羽田盃馬アマンテビアンコの回避で、大一番に駒を進めた。

仕上がりは万全だ。5月上旬から坂路とウッドでじっくりと乗り込んだ。5月29日、2日とウッドで併せ馬を行い、ラスト1ハロン11秒台をマーク。国枝師は「日本ダービーを視野に入れていたくらいなので、仕上がりは全く問題ないね」と自信を見せた。前走は今回も人気を集めるラムジェットに2馬身半差をつけられた。それでも師は「前走は力負けではないと思う。距離は問題ないし、好位でうまく立ち回れれば、しのげるかもしれない」とリベンジに燃える。

今年からダート3冠路線が整備され、中央・地方の枠を問わない頂上決戦が繰り広げられる。米国競馬への造詣が深い師は「ケンタッキーダービー(※)は各地の前哨戦を戦った馬が高校野球の甲子園のように全国大会でぶつかる。こういう魅力的な番組が出てきてほしいね」とかねて腹案として持っていた。中央・地方の精鋭が集った新装東京ダービーの冠を、名伯楽が虎視眈々(たんたん)と狙っている。【桑原幹久】

※ケンタッキーダービー 米クラシック3冠の1冠目で、ケンタッキー州チャーチルダウンズ競馬場で5月最初の土曜日に行われる。ダート競馬の本場である米国の3歳勢の最大目標で、各地区から実力馬が集う。イベントとしても国民の関心が高く、「スポーツの中で最も偉大な2分間」とも言われる。今年は日本のフォーエバーヤング(牡、矢作)が参戦。馬体をぶつけながらの激闘の末、勝ち馬ミスティックダンから鼻+鼻差の3着に惜敗した。