レーベンスティール田中博師「正直、不満」誤算も良化「前回より弾み。いい格好」/エプソムC

レーベンスティール(中央)はレモンポップ(右)、ヴァルドルチャと併せて追い切る(撮影・柴田隆二)

<エプソムC:追い切り>

誤算もなんのその。6日、東西トレセンでエプソムC(G3、芝1800メートル、9日=東京)の木曜追いが行われた。レーベンスティール(牡4、田中博)は美浦ウッドで3頭併せ。リードホースの誘導ミスで早め先頭となる不本意な内容も、体調そのものは前走新潟大賞典11着より上と陣営はジャッジする。昨秋のセントライト記念に続く重賞2勝目に向けて、細心の注意を払って調整を続ける。

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言葉は怒気を帯びていた。レーベンスティールの最終追いに田中博師は「正直、不満の残る内容です」と表情を曇らせた。3頭併せの2番手。先行馬ヴァルドルチャ(3歳1勝クラス)が頭を上げたことで、図らずも直線半ばで先頭に立つ。最後方レモンポップ(古馬オープン)の2頭に追い上げられつつゴールを迎えた。師は「いい刺激にはなったが、意図した追い切りにはならなかった。もっと気持ちよく走らせたかった」と辛口評価を続けた。

6ハロン83秒8-11秒5。時計としては控えめな分、最終的に3頭並んだ併入には光明も見えた。田中博師は「前回よりは弾みがあるかな。これぐらいの負荷の時計なので、いい格好で走れていました」と話す。2走前の香港ヴァーズ8着は現地滞在中に歩様の硬さが出て、前走新潟大賞典11着は帰国初戦と休み明け。「香港で体調が悪くて大敗だったので、そこを頭に入れつつ(前走は)手ぬるい仕上げになりました」と話す。この中間は1週前にはウッドで初の6ハロン80秒切り。いつも通りの馬なり調整だが、動きの質は高まっている。

復調かなえば、力はG1級だ。直近2戦は1番人気を裏切っていても、3走前セントライト記念で皐月賞馬ソールオリエンスを完封した輝かしい実績がある。田中博師は「体調自体はいい。まだ競馬まで時間があるので、やれることを考えて競馬までもっていきたい」と締めた。反撃へ、余念のない仕上げが続く。【松田直樹】