【宝塚記念】「ちょうどいいタイミングでちょうどいい強さの敵は来ない」/シュンヤの予想

シュンヤの予想

上半期最後のJRAのG1、当てましょう-。

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選ばれるのには理由がある。ファンに選ばれた馬が優先出走権を得られるグランプリレースが競馬の世界にあるように、サッカーの世界でも選ばれ続けた者だけが上の舞台で戦うことができる。

「僕の場合は運がよかったんですよ」。

パリ五輪サッカー日本代表候補の後輩が赤裸々に話してくれた。

昨年の大みそか、私が中学生の時に通っていたサッカーチームの蹴り納めがあり、当時チームメートだった日本代表候補の彼も参加していたため、ずっと気になっていたことを聞いてみた。それは「いつからプロになれると確信していたのか」ということだ。

彼は中学生の時、スピードもテクニックもあり、確かに優れた選手ではあったが、世代を代表する選手とは遠い存在だった。周りの選手たちと比べても静かで、自己主張も激しくない。そんな彼がなぜプロに。なぜ五輪メンバー候補に。ずっと気になっていた問いに彼はこう答えてくれた。

「高校生の時にJ1のスカウトが僕とは違う選手を見るために試合に来たことがあって、そこでたまたま大活躍したんですよ」。

彼は投げやりで選んだ馬券が当たった時のようなテンションで答えてくれたが、その謙虚すぎる姿勢こそが本当の答えだとすぐに分かった。中学生の頃から、練習中に集中力がなくなっている瞬間を見たことがないし、自分より劣る選手と対峙(たいじ)する瞬間も気を抜かず、どの瞬間を切り取っても真剣なまなざしでプレーしていたからだ。現実は少年マンガのように、ちょうどいいタイミングでちょうどいい強さの敵はやって来ない。謙虚で真面目でひたむきな姿勢を持っている者だけが成長し、少ないチャンスをものにすることができるのだ。

今日の京都競馬場の馬場のように重い話を書いてしまったが、ここからは気持ちを切り替えて馬券の予想をしたいと思う。

◎ディープボンドで勝負だ。今年の宝塚記念は雨により道悪になることを考えると、この馬の活躍に期待が膨らむ。昨年は満足な結果が出せず苦しい一年となったものの、今年は状態の良さがうかがえる。前走天皇賞・春では3着の好走を見せ、淀の舞台との相性もプラスに考えられそうだ。馬券はワイド(5)-(1)(3)(4)(7)(9)の5点で勝負。

 

◆シュンヤ 日刊スポーツを愛読する若き競馬予想家。12月9日、大阪生まれ大阪育ち。好きな馬はノームコア。就職試験でJRAの採用試験を受験するもあえなく撃沈し、現在は夜の仕事に励んでいる。好きなサッカー選手はリオネル・メッシ。尊敬する記者は高木一成記者(前東京本紙担当)。天皇賞・春からニッカンコムで予想を開始(初戦は外れ)。安田記念は◎ロマンチックウォリアーの勝利を確信も弱気な買い方でトリガミでした。