バースクライ本格化&ナナオ文句なし なつコク開幕、やっぱり「夏は牝馬」/北九州記念

坂路を単走で追い切るバースクライ(撮影・白石智彦)

<追い斬り激論:北九州記念>

夏競馬の開幕を飾るハンデ重賞、北九州記念(G3、芝1200メートル、30日=小倉)の最終追い切りが26日、栗東トレセンで行われた。「追い斬り激論」は、開幕週に小倉へ出張する大阪の記者2人が注目の牝馬2頭をピックアップ。ベテランの56歳明神理浩記者は4歳馬バースクライ(千田)を、若手の29歳奥田隼人記者は3歳馬ナナオ(小栗)を推奨した。

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奥田 いよいよ夏競馬です。今年は“夏コク”が例年より早いスタートで、期間は昨年同様4週間と短い。開幕週に北九州記念というのも珍しい条件ですね。

明神 梅雨時で天気や馬場も気になるけど、やっぱり“夏は牝馬”やで。

奥田 もちろん心得ていますよ。フレッシュな3歳馬ナナオをプッシュします。最終追いはポリトラックでソルアマゾン(3歳未勝利)と併せ、6ハロン82秒0-11秒4で1馬身半先着。抜群の手応えで、突き放しました。小栗師は「時計も予定通りで、先週よりもう一段、反応してくれました。文句ない出来ですね」と納得の表情です。

明神 前走は葵Sで3着か。負けた2頭も今回出てくるけど、逆転の目は?

奥田 前走は対応したとはいえ、時計も速かったですし、その2頭より外を回った分もあります。開幕週でも、週中はまとまった雨が降っている小倉。前傾ラップの消耗戦も考えられます。ナナオは最軽量52キロも有利ですし、短距離馬らしからぬ心肺機能に優れた1頭。師も「最後のスタミナ勝負で我慢比べになれば。ばてない強みが生きると思います」と、条件は合いそうですよ。

明神 それは菜々緒もビックリ…じゃなくて、オレは4歳馬バースクライをプッシュするで。坂路で4ハロン53秒7-12秒0を馬なりでマーク。見た目よりも時計が出ていたし、スピード感のある走りやったね。千田師は「普段通りに気分良く走らせてもらっていい動き。(3月以来だが)いい休みになって、パワーアップした感じ。実が入ってきたね」と成長を実感してたよ。

奥田 4歳になって本格化してきた感じですね。何か要因はあるんですか?

明神 以前は反応が良過ぎる面があったけど、今はその辺が改善されてきているみたい。師は「以前は(福永)祐一しか乗れなかったけど、今は誰が乗っても結果を出す。若い時は指示を待たずに動いていたが、今は指示を待てる」と言っていたよ。馬場も問わないし「何かいいことばかり言ってますね」とは千田師。気になる存在やわ。

奥田 2頭とも人気的に妙味ありそうですし、もうけてパーッと小倉でおいしいものを食べましょう!