【コラム】日豪含めシーズン6戦5勝…香港の年度代表馬はロマンチックウォリアーが確実視

安田記念を制したロマンチックウォリアー(2024年6月2日撮影)

昨年9月10日に開幕した香港の2023/24年シーズンが、来週日曜のシャティン競馬場開催で幕を閉じます。

年度代表馬をはじめとするシーズンの最優秀人馬表彰は今週金曜(12日)に行われるチャンピオンアワード贈呈式で発表されますが、今年の年度代表馬にあたる“香港馬王”は昨年12月のG1香港カップ、2月のG1香港ゴールドC、4月のG1クイーンエリザベス2世Cに加え、オーストラリア遠征で勝利を飾ったG1コックスプレート、それに、まだ記憶に新しいG1安田記念など6戦5勝でシーズンを終えたロマンチックウォリアー(せん6、父アクラメーション、C・シャム厩舎)の受賞が確実視されています。

群を抜く活躍を見せたロマンチックウォリアーは同時に最優秀中距離馬、ファンに最も愛された馬に贈られる“最高人気馬”に輝く可能性も高く20/21年シーズンから3シーズン連続で“香港馬王”の座を守ったゴールデンシックスティ(今シーズン2戦1勝)に代わる新たな香港競馬の顔となっています。

香港だけのユニークな表彰として知られる“最高成長馬”(シーズンで最もレーティングを上昇させた馬が対象)は香港デビュー時の52から5勝、2着2回の好成績でレーティングを111に上昇させたカーインライジング(せん3、父シャムエクスプレス)が当確です。

重賞初挑戦となった6月2日のシャティンヴァーズ(G3、芝1200メートル、シャティン)ではビクターザウイナーやインビンシブルセージなど年長のG1ウイナーを相手に堂々の差し切り勝ち。香港デビューの2歳及び3歳馬を対象とする“チャンピオングリフィン”の同時受賞も濃厚とされています。

近年の最高成長馬にはビューティーエターナル(22/23)、ロマンチックウォリアー(21/22年)、クーリエワンダー(20/21年)など、のちの活躍馬が名を連ねていて、カーインライジングの明るい未来を照らしています。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)