【セレクトセール】円安だけでない海外バイヤーの参加理由「日本馬は世界的に活躍」/解説

吉田勝己代表(2024年6月撮影)

<解説>

今年は海外勢のバイヤーが積極的にセリに参加した。欧米、アジア、インドなどから来場があったと聞く。外国人購買者登録数は昨年より1減の17。だが、2日間の購買頭数12頭は21年0頭、22年8頭、23年4頭と比較しても多い。1ドル161円。円安も一因だろうが、その根底には日本馬の活躍がある。

米国からはBCジュベナイル覇者フィアースネスなどを所有するリポール・ステーブルが7頭を買い付けた。代理人のアレックス・ソリス2世氏は「日本馬は世界的に活躍しているし、優秀な繁殖牝馬をそろえている」と魅力を見いだす。 昨年、イクイノックスが世界1位の競走馬となり、他の大レースでも日本馬は常連となった。連続性のある投資に追いつく結果が、極東の国での仕入れを意識させることにつながっている。ノーザンファームの吉田勝己代表は「(競馬やセリに)国境がなくなるような時代が来る」とボーダーレス化を予言。今年の結果が新時代の幕開けとなるのかもしれない。【松田直樹】