【札幌便り】真っ白な馬体がほんのりと…ソダシ半弟の白毛馬カルパがダートで2勝目を狙う

ソダシの半弟で白毛馬のカルパは体を赤らめながら、厩舎周りを運動する

真っ白な馬体がほんのりと…。

週末に開幕を控える16日の札幌競馬場は、午前5時半に馬場が開門。気温20度前半と過ごしやすい気候のおかげか、活気にあふれ、きびきびと体を動かす馬が多い印象でした。

ただ、午前7時を回ると暑さが増し、夏の陽気に。厩舎取材を行う私のポロシャツにも、汗がじんわりとにじんできました。取材の合間に「あち~」と水分補給をしていると、ひときわ目立つ白毛馬がやってきました。ゼッケンを調べると、モーリス産駒の3歳牡馬、白毛のカルパ(須貝)でした。

祖母シラユキヒメ、母ブチコとつながる“華麗なる白毛一族”の一員で、半姉の白毛馬ソダシは芝でG1・3勝。鹿毛の半姉ママコチャは昨年のスプリンターズS制覇と勢いのある血統です。

カルパは昨年7月に函館の芝レースでデビュー。5戦未勝利で、今年2月にダートへ転向。初戦を3着とすると、ダート2戦目でうれしい初勝利。昇級初戦の前走は5着に入り、クラスにめどを立てました。休み明け2戦目の今回は、デビュー2戦目以来の札幌遠征。土曜最終の3歳上1勝クラス(ダート1700メートル)で2勝目を狙います。

水分補給を終え、そのまま厩舎周りの運動を見ていると、徐々に変化が。白い馬体が少しずつ、ほんのりと赤みがかってきました。ところどころが薄ピンク色となり、なんだかお化粧をしているようにも見えてきました。立派な男の子ですが一生懸命に歩く姿に「かわいいな~」と心を奪われました。

2頭の姉は芝でG1を制しましたが、母はダートで4勝。母の姉ユキチャンはDG競走3勝と砂で強さを見せました。河野助手も「ダートが合いますね。いつも一生懸命走ってくれます。滞在がよくて、前走後も順調。上積みがありそうです」と砂適性の高さ、調子の良さを口にしていました。

白毛というレアな個性に加え、母からダート適性という個性も引き継ぎました。鼻息を荒く、白い馬体を赤くしながら白星を目指す走りをひと目見れば、カルパのとりこになることは間違いありません。【桑原幹久】