米国のチャーチルダウンズ社は19日、ボブ・バファート調教師(71)に対する出走禁止処分を解除することを発表した。この決定により、バファート師は同社が所有するチャーチルダウンズ競馬場で管理馬を出走させることが可能となり、来年のケンタッキーダービーにはバファート厩舎の馬が出走できることになった。
この日、バファート師はSNSで声明を発表。「21年ケンタッキーダービーでのメディーナスピリットの陽性検査の責任は私にある」という書き出しで、「私が調教する馬から発見された物質の責任は私にあり、3年間の出場停止とメディーナスピリットの失格という非常に高い代償を払いました。チャーチルダウンズ競馬場とケンタッキー競馬委員会が競馬の安全性と完全性、そして、ケンタッキーダービーの評判を守るために措置を講じたことを理解し、感謝しています。家族と私はこれ以上、気を散らしたり、ネガティブな思いをしたりすることなく、好きなことを再開したいと思っています。チャーチルダウンズ競馬場に戻り、再び優勝を飾れることを心待ちにしています」と自らの非を認めるコメントをしている。
21年のケンタッキーダービーでメディーナスピリット(1位入線、失格)から禁止薬物の陽性反応が出たことで、バファート師は同年夏にチャーチルダウンズ社から2年間の出走禁止処分を受け、昨夏にはそれが24年末まで延長されると発表されていた。
チャーチルダウンズ社は公式ホームページでCEOがコメント。「バファート氏が自らの行動に責任を持ち、ペナルティーを受け、今後はルールと規制を完全に守って競馬を運営すると約束していることに満足しています。関係者全員がこの章を終わらせ、将来に焦点を当てるときが来たことに同意しています。バファート氏は、当社の旗艦であるチャーチルダウンズ競馬場を含むチャーチルダウンズ社のどの競馬場にでも復帰できます。バファート氏とその関係者の今後の競技活動の成功をお祈りします」と一連の事態の収束を宣言した。
バファート師は米国の競馬殿堂入りを果たしているレジェンド調教師。ケンタッキーダービーは6勝している。