【競走時間帯の拡大】現場の反応は…「馬の福祉という点で大事」「札幌への移動難しく…」

新潟競馬場のゴール付近

今週と来週の2週間、中央競馬は新潟と札幌の2場開催になる。暑熱対策のため、新潟では初めての試みとなる“お昼休み”が設定される。導入するJRAの狙いは? 現場の関係者の反応は? しっかりと学びつつ、競馬を楽しみたい。

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競走中止の理由に「熱中症」と表記されることはないが、レース後の取材で敗因に「熱中症」という言葉を聞くことは少なくない。昨年、レース中に熱中症の症状を見せた馬の調教師は「馬の福祉という点で取り組むことは大事」とした上で、「(お昼休み設定の効果は)やってみないと分からないですね。メインレースを暑い時間にやるのは変わらないので」と話す。

アイビスSDに騎乗予定の騎手の1人は「3時間空けるだけで暑熱対策とは言えないのでは。メインレースの時間が一緒なのは、テレビ放送の関係があるのかなと思う」とポツリ。また、ある騎手は「(後半のレースの発走が遅くなることで)新潟から札幌への移動も難しくなり、騎手の自由度も奪われます。調教師も同じだと思う。馬と馬運車で移動する厩舎スタッフの方もレース後の帰宅が今までより遅くなるので」と話した。別のある騎手は「(1Rから12Rまでの時間が長く)集中力を切らさないようにしたい」。

初の試みとなる“競走時間帯の拡大”。関係者がお昼休みの時間にどのように行動するのかは各自の今後の課題になりそうだ。