【札幌便り】「東西おじさん頑張ってるやろ(笑い)」レジェンド武豊騎手の活躍目に焼き付けるべし

21日、ゾンニッヒでしらかばSを制した武豊騎手

まだまだ負けられません。

記者は普段、関東の美浦トレセンが主な取材先。関西の関係者と関わる主な機会といえば、レース後取材くらいしかありません。と、くれば東西入り交じる北海道シリーズは絶好の取材機会。中でも記者が競馬にハマったきっかけとなった武豊騎手の取材は、毎年心待ちにしている仕事の1つです。

札幌開幕2週目の水曜朝、競馬場に武豊騎手の姿がありました。多くの記者が集まり、今週末のクイーンSの話などを終えた後、話題は園田移籍前最後のJRA騎乗で勝利した56歳の小牧太騎手に。「よかったね。いい仕事するなってね。あの年で新しいチャレンジをするのはすごいよね」驚きと尊敬のこもった反応。「先週はこっちで俺が勝って、小倉でノリさんが勝って、福島でも善臣さんが勝ちそうになってね。励みになるよね」と笑顔を見せました。

先週日曜、札幌メインは55歳の武豊騎手が、小倉メインの中京記念は56歳の横山典弘騎手がそれぞれ勝利。福島メインは57歳の柴田善臣騎手が2着に入りました。G1シーズンが終わり、秋の飛躍を見据えた若手が腕を磨く中、百戦錬磨のベテランの活躍ぶりが光る週末でした。

函館は12勝で開催リーディング3位。惜しくも自身初の函館リーディングは逃しましたが、札幌は開幕週で3勝を挙げ、2着数の差でトップに立っています。現状で札幌を離れる予定はないとのことで、こちらも開催リーディングへの期待が高まります。

「東西おじさん頑張ってるやろ(笑い)。若い子たちが頑張る時期なのに申し訳ないね(笑い)」

先週日曜札幌メインを勝利した後のウイナーズサークル周辺では「武さん!」「ありがとう!」「さすが! 最高!」と言ったファンの歓声がひときわ大きく聞こえました。

レジェンド健在-。札幌で躍動する姿を、目に焼き付けて帰りたいと思います。【桑原幹久】