ゴールドシップ、ソダシに続け! 土曜の注目重賞は世代の今後を占う重要な一戦、札幌2歳S(G3、芝1800メートル、31日)が行われる。ここから飛躍を狙うのは、同レースの常連でもある須貝厩舎が送り出すマジックサンズ(牡)。北の大地から羽ばたいた僚馬の先輩に続けと、デビュー2連勝での初タイトルを狙う。
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【3 2 1 7】。須貝厩舎の札幌2歳S成績である。複勝率46・2%、単勝回収率も119%と優秀だ。ここから飛躍した馬も名馬ぞろい。11年2着のゴールドシップはクラシック2冠などG1・6勝。13年覇者レッドリヴェールは次走でG1阪神JFを制覇。20年覇者の白毛馬ソダシはマイルG1・3勝を挙げた。今年、その背中を追いかけようとしているのが、キズナ産駒のマジックサンズだ。
7月7日函館での新馬戦はスタートで後手に回りながらも、外々を進出しながら巻き返して2馬身差の快勝。いきなり素質を見せつけた。北村助手は「あの勝ち方を考えても伸びしろがあるし、上積みは確実。1週前の追い切りも動く2頭(ヴェローチェエラ、ガイアメンテ)と併せて劣らない動きをしていたし、今のうちの2歳では頭ひとつ抜けていると思う」と評価する。
須貝厩舎は若い時期からハードな調教を課し、早い時期からの活躍馬も目立つ。ゴールドシップやソダシも同じ境遇を乗り越え、たくましさを増し、一躍G1路線に名乗りを上げた。札幌2歳Sはいわば、須貝厩舎の登竜門的な存在。同助手は「力が要る馬場も悪くないと思うし、どっしり感があって背中なんかも古馬みたい。ここを勝つようなら、厩舎のSクラスに上がるんじゃないかな」と期待は大きい。
厩舎は9勝で札幌リーディングトップ、2位と1勝差の11勝で北海道リーディングも首位を走る。好調の勢いも追い風に、マジックサンズが出世街道をいく。【奥田隼人】
◆マジックサンズの血統背景 半姉のコナコーストは3歳の早い時期から頭角を現し、昨年の桜花賞で2着に入った。祖母アンブロワーズは04年函館2歳S覇者。4代母が名繁殖牝馬バレークイーンで一族にはダービー馬フサイチコンコルド、皐月賞馬のアンライバルドやヴィクトリーなどがいる。