自身初の「札幌リーディング」「北海道リーディング」を獲得した武豊騎手(55)が5日、栗東トレセンで秋競馬に向けての意気込みを話した。
武豊騎手は今夏、北海道滞在で夏競馬に挑んだ。函館の開幕戦、1Rの勝利をはじめ函館で12勝、札幌で17勝をマークし、計29勝を挙げた。初の北海道リーディングについては「恥ずかしいねん」と苦笑いを見せる。
ただ、重賞ではエルムSのドゥラエレーデ、クイーンSのボンドガールが2着。ワールドオールスタージョッキーズも総合2位と悔しい思いも残った。「札幌の重賞が2着、2着で、ワールドオールスターも2着。(勝って)スカッとしたいね」。鬱憤(うっぷん)を晴らす勝利へ、土曜中山の紫苑S(G2、芝2000メートル、7日)に思いを巡らせる。
その紫苑Sでは、クイーンSでも騎乗したボンドガールとタッグ。前走は頭差の2着で苦汁をなめた。
「レース前からかなりテンションが高かった。返し馬も引っかかっていて、折り合いが難しいかなと思ったけど、折り合って距離もこなしてくれた。コーナー4つの1周競馬にも対応してくれた。惜しかったね。直線が短かった。2000メートルの中山なら折り合いひとつ。何とかタイトルを取らせたいね。能力は3歳牝馬ではトップレベルにいると思う」
ここで好成績を残せば、秋華賞が見えてくる大事なトライアル。武豊騎手自身もこの秋は凱旋門賞やブリーダーズCなど、欧米への遠征が控えている。「ヨーロッパも楽しみやね。けがと騎乗停止に気をつけなきゃ」。夏競馬を盛り上げたレジェンドが、秋も熱いレースを見せてくれるはずだ。