今年のヴィクトリアマイルを制し、デビュー21年目でG1ジョッキーの仲間入りを果たした津村明秀騎手(38)が秋競馬開幕週から土日重賞Vを狙う。土曜中山の紫苑S(G2、芝2000メートル、7日)はフラワーCを勝ったミアネーロ(牝3、林)に騎乗し、最終追い切りで好感触。日曜中京のセントウルS(G2、芝1200メートル、8日)では自身にG1制覇をもたらした思い入れ深いテンハッピーローズ(牝6、高柳大)とコンビを組む。
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今年待望のG1制覇を果たした津村騎手は土日重賞連勝が意識できる有力馬2頭がスタンバイする。まず勢いをつけたい秋競馬初日の紫苑Sは自身の手綱でフラワーC制覇に導いたミアネーロに騎乗する。
オークス14着以来の秋始動戦。最終追い切りでコンタクトを取り、3頭併せの中央からシャープに突き抜け、具合の良さをアピールした。鞍上は「手前を替えるのを我慢できていたし、替えてからもいい伸びだった。右回りの方がスムーズですね」と重賞勝ちした右回りの舞台は歓迎ムード。「ハッキングなんかはすごく乗りやすくなっていたし、若干落ち着きが出て成長を感じます。本番へ向けていい競馬をして、できれば勝ちたい」と勝ち負けを意識している。
日曜のセントウルSではともに初G1制覇を果たしたテンハッピーローズとのコンビ。次走に米BCマイルを見据える一戦を重要視する。「海外で乗せていただけるチャンスをもらえてありがたい。ステップレースとして変な競馬はできない。いい気持ちで海外へ挑めるよう頑張りたい」と気を引き締める。「初めてG1を勝たせてもらって忘れられない1頭になると思う」。思い入れ深いパートナーとともに好発進を決めたい。【井上力心】