オールセインツ&メリオーレム、名門友道厩舎が2頭出しで首位争い&連覇狙う/神戸新聞杯

12日、Cウッドを3頭併せで追い切るメリオーレム(左)と荻野極騎手騎乗のオールセインツ(中央)

日曜中京の菊花賞トライアル、神戸新聞杯(G2、芝2200メートル、22日、3着まで優先出走権)に、名門友道厩舎からオールセインツ(牡)、メリオーレム(牡)の2頭が出走する。ともに好内容で古馬相手の2勝クラスを勝ち上がっており、ワンツー決着も十分ありそうだ。

    ◇    ◇    ◇

昨年のサトノグランツに続く連覇へ。友道厩舎期待の2頭は、全休日の17日もCウッドでキャンターを行った。

まずは、メリオーレムだ。昨年8月のデビュー以来、7戦して4着以下なし。石橋助手は「2歳のときからこの馬は評価が高かったんです。取りこぼしたときは気持ちが前に向いていなかったですね。大崩れしないところと操縦性の高さがこの馬の長所」と胸を張る。

2走前のプリンシパルS(芝2000メートル)で2着に惜敗後、当時の鞍上だった戸崎騎手から「距離が延びた方がいい」と進言があり、前走は小倉の芝2600メートルを選択。川田騎手の手綱で4馬身差で圧勝し、長距離適性をみせつけた。

唯一の不安は、前走が既に暑い時季に入っていたことだったが、杞憂(きゆう)だった。「素晴らしい体で(放牧先から)戻ってきました。追い切りも相変わらずいい動き。状態は何の心配もありません」。仕上がりは万全だ。

もう1頭のオールセインツは完全な実戦型だ。「メリオーレムよりも緩さが残っている現状。追い切りで乗ってくれた騎手は『何で走っているのかわからない』と言うんです。(緩くて)チップでは動き切れないんでしょうね」と同助手。調教では光るところを見せないが、競馬に行くと「(岩田)望来も(坂井)瑠星も『本馬場(芝)にいくと全然違う』と言うんです。前回の新潟も(上がり)32秒台の脚を使ってこちらの予想を裏切りました」。

今週3着までに入れば、菊花賞切符を得る。「権利を取って堂々と本番に迎えればと思います」と同助手。皐月賞、ダービーで1桁着順に入った馬が不在のメンバー構成。名門厩舎の新星候補2頭で首位争いしても不思議ではない。【明神理浩】

◆友道厩舎の3歳勢 今年のリーディングで現在41勝でトップの友道厩舎にあって、皐月賞を制したジャスティンミラノを筆頭にした3歳勢の活躍は特に目立つ。先週までに芝&ダートで計24勝。そのうち、11勝を2000メートル以上でマークしている。過去の神戸新聞杯でも【2 2 2 7】で複勝率46・2%。掲示板を外した馬は3頭だけ。