木曜の栗東トレセンではジャパンダートクラシックの対戦で注目されるフォーエバーヤングとラムジェットの追い切りが行われ、記者の書いた原稿が上がってきました。10月2日に行われる「3歳ダート3冠」の最終戦。「美浦便り」で舟元記者も書いていましたが、ワクワクしますね。
浦和の最終レースが終わった後に電話してきた牛山記者も「うーん」と悩んでいる様子。ジャパンダートクラシックへ出走を予定している地方馬の追い切り取材に行きたいのですが、「あの馬の追い切りも取材に行きたい」「この馬の追い切りも取材に行きたい」。なかなかスケジュールが…。
今は追い切り映像を主催者が積極的に公開してくれるので、ファンの方も映像で追い切りの動きを見ることはできます。ただ、なかなか「生で見る」機会はありません。JRAの美浦、栗東の両トレセン、それから全国各地の競馬場やトレーニングセンターで、“生で追い切りを見られる”競馬担当の記者というのはその点、ぜいたくな仕事です。
「行ってみたいなあ」。今、すごく思っているのは、シティオブトロイのレースコースギャロップ観戦チケットです。BCクラシックでダート初挑戦の前に、サウスウェル競馬場のオールウェザーコースで異なる馬場の走りを経験させるというもの。「入場料0ポンド」。競馬場とエイダン・オブライエン師が話し合い、すべてのファンに無料で公開するということで、大きな話題となっているレースコースギャロップです。自分は「行きたい。けど、行けない」。インターネットで海外の航空券をチェックして、サウスウェル競馬場の場所を確認して…、無念。
19日のレーシングポスト電子版の記事によると、1500人の観客が見込まれる、とのこと。サウスウェル競馬場の関係者は「非常に多いです。予想していたよりはるかに多いです。すでに1200人がチケットを予約しており、かなりの数の当日参加も見込んでいますので、金曜日までには1500人近くになるかもしれません」とコメントしています。「シティオブトロイがBCクラシックを勝てたら最高です。オブライエン師に言いました。私たちが少しでも役に立てたのならファンタスティックです、と」。
報道関係者の問い合わせは30数件だそう。開門時刻は午後1時、シティオブトロイのギャロップは午後3時から4時の間、閉門時刻は午後5時とされていて、エイダン・オブライエン厩舎は米国での本番を想定し、米国製のゲートを使用したり、速いペースで走れる併せ馬を4、5頭準備したり…、さまざまな対策を立てて、このレースコースギャロップに臨みます。
レーシングポストの記事の最後にはサウスウェル競馬場のホームページのリンクが貼られていて、サウスウェル競馬場のホームページではまだ「シティオブトロイのレースコースギャロップ観戦チケット(0ポンド)」が購入可能となっています。
多くのファンの前で追い切りを行うというのは、馬にとって精神的なプレッシャーがかかってしまうかもしれません。一方で、大勢の人の前でも動じない精神力を試すことにもつながりそうです。
日本の競馬でも、いつの日か、当然、ファンのモラルも求められますが、たとえば、「ジャパンダートクラシック、JBCクラシックに挑む馬たちの公開調教を地元の競馬場で、ファンに無料開放で」なんて試みがあったら、すごく面白いと思いますが、どうでしょうか。【競馬デスク@大阪中之島】