<日本テレビ盃>◇25日=船橋◇Jpn2◇ダート1800メートル◇3歳上◇出走13頭
BCクラシックを予定していた馬を撃破だ。3番人気ウィリアムバローズ(牡6、上村)が会心の逃げ切りでダート最強馬を下した。勝ち時計は1分52秒8。軽快な1人旅。世界を制したウシュバテソーロの猛烈な追い込みをきっちり1馬身差封じた。今後はJBCクラシック(Jpn1、ダート2000メートル、11月4日=佐賀)、チャンピオンズC(G1、ダート1800メートル、12月1日=中京)など国内G1を視野に入れる。
◇ ◇ ◇
直線は「残せ」、「差せ」の歓声が飛び交った。ウィリアムバローズが軽快に飛ばして逃げ切りを狙っていたからだ。唯一それを追うのが昨年の覇者で、ドバイWCを制したウシュバテソーロ。世界にとどろいた末脚で必死に追いかけるが、逃走馬の手応えも相当だった。徐々に差は縮まったが、その分ゴールも近づく。相手は世界王者。気を抜くことなく走り続け、1馬身のリードを保ってゴールテープを切った。坂井騎手は「会心の逃げ切りでした。他によっぽど主張してくる馬がいなければ逃げたいと思っていた。逃げた中でもロングスパートでと話していて、イメージ通りでした」と王者撃破を喜んだ。
東海Sに続きこれで重賞2勝目。負かした相手も強いとくれば、おのずと先に見えてくるのはG1馬の称号。鞍上が「まだまだこれから良くなってくると思いますしG1を勝てるように頑張りたいです」と言えば、上村師も「JBCもあるし、チャンピオンズCとかもね」と展望を語る。国内ダート戦線の最前線に急浮上した逃げ馬。逃走劇はまだ始まったばかりだ。【舟元祐二】
◆ウィリアムバローズ▽父 ミッキーアイル▽母 ダイアナバローズ(シンボリクリスエス)▽牡6▽馬主 猪熊広次▽調教師 上村洋行(栗東)▽生産者 中原牧場(北海道日高町)▽戦績 19戦8勝(うち地方2戦1勝)▽総獲得賞金 2億3673万6000円(うち地方4000万円)▽主な勝ち鞍 24年東海S(G2)▽馬名の由来 人名より+冠名。