海外メディアも藤田菜七子元騎手(27)の引退を伝えた-。英国の大衆紙「デイリー・ミラー」の電子版は11日、「日本のトップ女性ジョッキーが携帯電話使用違反でセンセーショナルに引退」と題した記事を掲載した。騎乗停止が発表された翌日に引退が決まった驚きを伝えている。
藤田元騎手については「27歳の藤田菜七子は16歳で競馬界に入り、日本の競馬ファンのアイドルになった。彼女は最高クラスのJRA(日本中央競馬会)で16年ぶりに誕生した女性騎手だった」と紹介。JRA所属の女性騎手として最多の166勝を挙げ、重賞初制覇、G1初騎乗を果たしたこと、今年ここまでに6勝を挙げていたこと、19年にスウェーデンの女性ジョッキーズワールドカップで優勝したことや今年8月に2度目のシャーガーカップ出場(英国のアスコット競馬場で開催)を果たしたことなども伝えた。また、JRAではレース前日の午後9時から騎手が隔離され、外部との通信が禁止されること、多くの騎手が規則違反で長期の出場停止処分を受けていることなども紹介している。
記事の最後の段落では、師匠の根本師が「(引退届を)万年筆で書きながら泣いている彼女の姿は一生忘れられない」「再び処分を下すのは適切ではないと思う」と語った、と書かれている。