2025年の新規調教師免許試験の合格者が5日に発表された。騎手の合格はなく、東西の調教助手9人が難関を突破。手塚貴久師の長男貴徳助手(32)、橋田満元師の長男宜長助手(36)といった、日本調教師会会長を務めた2人の調教師の子息が合格者に名を連ねた。9人は来年1月から調教師となる。
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父の背中が人生を決めた。手塚助手は「父が働いている姿を小さいころから見ていて、とても楽しそうに仕事をしていて、私も調教師という仕事をして競馬を楽しみたいと思った」と志望理由を語った。父はJRA・G19勝の手塚貴久師。18年10月に相沢厩舎で助手となり、トレセン入り6年強、3回目の調教師試験挑戦でのスピード合格となった。
けがと挫折を乗り越えた。馬術部の門をたたいたのは大学2年時。馬場整備中にショベルカーの操作を誤って足を骨折し、一時は将来の騎乗すらも危ぶまれたという。「その時に生まれて初めて悔し涙を流して、自分は調教師になりたいんだと自覚した」。決意を持って経験を吸収してきた。
「いろんな方に愛される厩舎をつくりたい」
足利競馬の調教師だった祖父佳彦さんから続く、親子3代調教師の誕生。新しい風が競馬界を盛り上げる。
◆手塚貴久師 よかったですね。けがとか遠回りもしたと思うけど、挫折を味わいながら頑張ったんだと思う。芯はあると思いますよ。(32歳での合格は)僕より1年早いですね。受かって、これからが大変なので。頑張ってほしいですね。
◆手塚貴徳(てづか・たかのり)(1)1992年(平4)6月25日(2)32歳(3)美浦・相沢(4)3回(5)父が調教師。働いている姿を小さいころから見ていて、とても楽しそうに仕事をしていた(6)いろんな人に愛される厩舎をつくりたい(7)まだスタートラインに立ったばかり。より一層精進して、競馬を盛り上げたい。
新調教師略歴の項目(1)生年月日(2)年齢(3)所属(4)受験回数(5)志望動機(6)目標(7)抱負