<フェアリーS>◇12日=中山◇G3◇芝1600メートル◇3歳牝◇出走16頭
2番人気エリカエクスプレス(杉山晴)が1分32秒8のレースレコードで後続を3馬身ちぎり、デビュー戦からの連勝で重賞制覇を果たした。
3歳戦となってから1戦1勝馬の同レース制覇は10年ぶり3頭目となり、最少キャリアタイ。春は桜花賞(G1、芝1600メートル、4月13日=阪神)を見据える。
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特急レベルのスピードを持続させ、エリカエクスプレスが直線半ばであっさり突き抜けた。前半4ハロン45秒5のハイペースの中、余力十分に2、3番手を追走。直線に入っても勢いは全く衰えない。勝ち時計は従来のレコードを一気に0秒9も更新。逃げて後続を寄せ付けなかった新馬戦同様、ここでも速力の絶対値が抜けていた。
初コンビを組んだ戸崎騎手は、新馬戦の映像から確かな能力を感じていた。「テンションが高い感じの印象でしたが、能力は感じていました。リズム良く行ければいい結果が出ると思っていました。前半行きっぷりが良かったけど、早めに落ち着いてくれて良かった。センスのいい馬ですね」。素材の良さを肌で実感した。
杉山晴師も器の大きさを感じている1頭。牡馬クラシックの皐月賞、ダービーにも登録(昨年10月の第1回)したが、当面は牝馬1冠目に照準を合わせる。「ジョッキーは『折り合い面でうまく乗れなかったけどそれでこの勝ち方ですからね』と言っていた。ただただポテンシャルの高さが目に付きました。無事に桜花賞に向かえれば」。自慢のスピードに磨きをかけ、桜のヒロインを目指していく。【井上力心】
◆エリカエクスプレス ▽父 エピファネイア▽母 エンタイスド(ガリレオ)▽牝3▽馬主 三木正浩▽調教師 杉山晴紀(栗東)▽生産者 三嶋牧場(北海道浦河町)▽戦績 2戦2勝▽総獲得賞金 4576万7000円▽馬名の由来 冠名+快速