クラシック街道を行け! 陣営が「将来有望」と伝えるパーティハーン(牡、友道)が、京成杯(G3、芝2000メートル、19日=中山)からの飛躍を目指す。昨年の優勝馬ダノンデサイルはここを勝ってダービー馬へ。現役単独最多を更新するダービー4勝目を狙う名門・友道厩舎が、大きな期待を持って送り出す1頭だ。
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友道厩舎の看板を背負っていたドウデュースが昨年末に引退し、第2の馬生に進んだ。同年暮れの朝日杯FSを制したアドマイヤズームをはじめとする後輩たちが看板を受け継いでいくが、パーティハーンもその1頭。偉大な先輩に続くダービー馬の座を見据える。
仏G1馬ウートンバセットを父に持ち、23年セレクトセールでは2億7000万円(税抜き)で落札された。昨年10月のデビュー戦は首差の2着。大江助手は「ゆっくり成長するタイプの馬で、幼いところがものすごく残っている状態で新馬戦に向かった。フットワークは良かったけど、それを動かせるだけの背中と筋肉がまだできていなかった」と成長途上だった。
それでも、中2週で挑んだ未勝利戦を逃げ切り勝ち。間隔を空けて挑む3戦目の今回は、素質を支える土台ができてきた。「いろんなところがしっかりしてきて、前走以上のパフォーマンスが出せそう。歩いている感じもそうだし、フットワークとか、将来有望だなと思う」。大器の片りんをのぞかせる。
器用さもあるタイプで、舞台替わりも心配していない。「センスのいい競馬を重ねているし、先々のことを考えても、いい経験になるんじゃないかな。今の中京より、中山の馬場の方がいいと思う」とうなずく。
昨年の覇者ダノンデサイルはのちにダービーを勝利。23年優勝馬ソールオリエンスは皐月賞を制覇しており、京成杯を勝てばクラシックへの夢がふくらむ。現役最多のダービー4勝目を目指す友道師も「今の重賞なら、と思う」と期待。春につながるタイトルをつかみたい。【下村琴葉】