セイウンスカイ以来のクラシック制覇へ!西山オーナー「皐月賞、ダービー目指します」/京成杯

ニシノエージェントで京成杯を制して写真に納まる、左から千葉師、西山オーナー、津村騎手(撮影・丹羽敏通)

<京成杯>◇19日=中山◇G3◇芝2000メートル◇3歳◇出走14頭

11番人気の伏兵ニシノエージェント(牡、千葉)が出世レースを制した。勝ちタイムは1分59秒9。

管理する千葉直人調教師(38)は騎手時代を含め、JRA重賞初勝利となった。縁のある西山茂行オーナー、津村明秀騎手(39)との会心の勝利。クラシックを占う一戦を制した喜びをかみしめた。3連単172万7970円はレース史上最高払戻金額更新となった。従来の記録は32万3010円。

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ニシノエージェントで制した西山茂行オーナーは「最高の競馬が見られた。皐月賞、ダービーを目指します」と語り、表彰式後にはファンに囲まれサイン攻めに遭った。「調教で動いていたし、出来も素晴らしく、乗り役もうまく乗ってくれた」と殊勲の千葉調教師と津村騎手をねぎらった。年末のホープフルSは少頭数の場合に備えて登録したが、頭数がそろって早々に回避。京成杯に切り替えて在厩で調整されていた。4戦目で未勝利を脱出して、返す刀で重賞を手にした。

今後については「調教師と相談して、皐月賞の前に1回使うか直行するのかを決めたい。調教師はまだ2年目ですが、いい仕事をしてくれている。相性がいいんです」。千葉厩舎の通算11勝中、5勝が西山氏の所有馬だ。

庭先取引で決して高くはない馬が、良血馬たちを蹴散らした。98年皐月賞と菊花賞を制したセイウンスカイ(名義は西山牧場)以来、27年ぶりのクラシック制覇が、くっきりと見えてきた。【岡山俊明】