今週から開幕する東京、京都からクラシックへ-。土曜東京では大舞台につながる3歳リステッド競走のクロッカスS(芝1400メートル、2月1日)が行われる。プリティディーヴァ(牝、田中博、父キングマン)はデビュー戦、ダリア賞を連勝後、骨折で戦列を離れていたが、ここで復帰。実力馬が無傷の3連勝を狙う。
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24年のJRA賞最高勝率、美浦の田中博厩舎が無敗のアイルランド産馬プリティディーヴァを送り出す。デビュー戦は2番手から楽に抜け出し、続くダリア賞は馬群の間で我慢を利かせ、直線スパッと差し切った。左前脚の骨折で6カ月ぶりの実戦復帰となるが、春を占う一戦だ。
1週前は美浦ウッドチップコースで重賞馬レーベンスティールを含めた年長馬2頭に挟まれた3頭併せ。手応えは劣勢になりながらも食らいつき、6ハロン81秒1-11秒4(いっぱい)をマークした。「まだ動きには物足りなさがありますし、集中力の課題も残り、良くも悪くも大きく変わっていません。脚元は問題なくコンディションもいいんですが。今週でどこまで変われるか」田中博師のジャッジは厳しいが、期待が大きい分、当然求めるものは多くなる。
クラシック登録は桜花賞(G1、芝1600メートル、4月13日=阪神)のみ。無傷の3連勝で賞金が加算できればクラシックの舞台も見えてくる。父は日本で活躍馬を出している欧州の名マイラー、キングマン、母の半弟ギアアップは仏2歳G1馬という血統。師は「2勝していますが、相手関係的にどうかというのもある。ここでの結果、内容が彼女の試金石になると思います」と真価の問われる重要な一戦と位置付ける。心身ともに課題を残しながらもレースではしっかり答えを出してきた。春の大舞台へ向け、確かな能力を改めて証明したい。【井上力心】
◆近年のクロッカスS覇者 20年ラウダシオンはNHKマイルC制覇。22年トウシンマカオは重賞を4勝し、昨年スプリンターズS2着。昨年のロジリオンもNHKマイルCを10番人気で3着に好走している。