香港ジョッキークラブの公式ホームページは18日、サウジCに出走するロマンチックウォリアー(セン7、C・シャム)のダート適性について考察する記事を掲載した。記事ではロマンチックウォリアーを19年の英国のセールで発掘したアイルランドの伝説的名手、ミック(マイケル)・キネーン(65)の見解が紹介されている。
ミック・キネーン元騎手は歴史的名馬ガリレオ、シーザスターズの主戦ジョッキー。英ダービー3勝、愛ダービー2勝、凱旋門賞3勝、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS5勝など欧州のビッグレースを何度も制したほか、米国でBCターフ、3冠最終戦のベルモントS、日本でジャパンC、オーストラリアでメルボルンCを制するなど、世界的なレジェンドジョッキーだ。現役引退後、香港ジョッキークラブのアドバイザーとして、19年のタタソールズ社オクトーバー・イヤリング(1歳)セールでロマンチックウォリアーの落札にかかわっていたことで知られている。
キネーン氏はまず、「優れたダート馬には速いペースへの対応と闘争心が必要です。ロマンチックウォリアーはゲートのスピードが速く、勝利を渇望する気持ちがあります。多くのビッグレースを制して彼は自信を持っているし、彼のジョッキー(マクドナルド騎手)もその自信を共有しています。彼らは素晴らしいペアですよ」と人馬を評価。自身がリヤド(キングアブドゥルアジーズ競馬場)で騎乗した経験を踏まえ、「アメリカやドバイでは後手に回ると、キックバックが一気に襲ってきますが、サウジの(ダートの)路面はそれほど厳しくないし、割引にはならないでしょう。ロマンティックウォリアーが上手にこなすチャンスがあるとすれば、ここのダートかもしれません」と語っている。
記事では他に、過去に芝のスターホースがダートに挑んだ例が紹介されている。昨年のBCクラシックではシティオブトロイが無残に敗れたものの、ジャイアンツコーズウェイやサキーがBCクラシックで好走していること、また、初期のドバイワールドCではシングスピールが勝利を挙げ、芝の実績馬が結果を残していたことを紹介。“初ダート”ではなかったが、ミシュリフとパンサラッサがサウジCを制したことも強調されている。