秋山真一郎師いよいよ初陣 調教師でもワクワクする週末「ギラギラした気持ちを取り戻せるよう」

ガッツポーズして厩舎スタッフと笑顔で記念写真に納まる秋山師(後列中央)(撮影・白石智彦)

5日に厩舎を開業した秋山真一郎調教師(46)が、今週末にいよいよ初陣を迎える。初出走馬は土曜中京2R3歳未勝利のテイエムパイロット(牡3)。同日の阪神11RコーラルS(L、ダート1400メートル)では、当日15日が56歳の誕生日となる武豊騎手とのタッグでテイエムリステット(牡4)を送り出す。またワクワクする週末に-。第1歩を踏み出す。

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ワクワクする週末が再びやってくる。秋山師にとって、駆け抜けた騎手時代はレースを迎える週末のたびに心が躍った。これからは管理馬をジョッキーに託す立場。「どうなるんかなぁ。のめり込めたらいいね。ジョッキーの時みたいに。人生をかけていたから。あの感覚にまたなれたらうれしいですけどね」。まだ実感は湧いていないようだ。

記念すべき初陣は2頭。秋山厩舎の“スパイス”を加えて仕上げた。初戦は、抽選を突破した土曜中京2Rテイエムパイロット。未勝利で成績にむらはあるが、転厩後は運動量を増やして調整を積んできた。

注目は2頭目、武豊騎手とコンビを組む土曜阪神11Rテイエムリステットだ。師はパドックで同騎手の足を上げる(騎乗する際のサポート)ため、中京2R終了後、阪神に駆けつける。「前走の着順(10着)は良くなかったけど、スピードはあるかな」。調教方法を変えてレースに送り出す。

前厩舎では1週前にしっかりと負荷をかけて、当週は馬なりのパターンが多かったが、今回は1週前に馬なりでサラッと走らせて、当週(12日)は坂路でいっぱい。4ハロン51秒5-12秒0をマークした。師は「いい方に出ればいいですね」と好走を期待する。

トレーナーとなっても自ら調教にまたがり、馬の感触を直接確かめるようにしている。「乗らないと分からない。見て分かるならいいけど、乗って確かめようと。だいたい乗ってますよ。今は2歳も乗っていて、かわいい」と頬を緩める。

「ギラギラした気持ちを取り戻せるように」。秋山真一郎、第二のホースマン人生が始まった。【下村琴葉】